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いろいろ思うところあって

いろいろと思うところあってデータを整理中。古い読書メモが新しい日付で更新されていたり、順序がおかしかったりしますが、ご寛恕あれ。整理した読書メモはタイトル欄に日付を入れております。というか、現状では、ほとんどどなたもここは読んでいらっしゃらないはず。
もし、気力が続けば、続けて整理していきます。

 

【進捗状況】
2022/11/26 :1996年の読書遍歴を整理 

2022/11/29

【読書メモ・感想】『月光魔術團vol11おばあちゃんのスグレモノの夢の遺伝子』(平井和正) 1998/1/3

この巻からインターネットを介してのオンライン出版が始まっているだろうから、読んでる方々はもうしばらく前に読了されてると思う。PDFファイルで、書店で入手する半額くらいの値段で先行出版されているものを読むことができるのだから、いいよなあ。まあ、問題は決済がビットキャッシュ方式なんでその気になって先にビットキャッシュを入手しないとならんことか。ちなみにぼくはまだ入手してない。オンライン出版とでは異動もあるし、なにしろ作者のコメントがちりばめてあるのだから、ファンとしてはぜひ入手したいところなんだが。
ともあれ、ここにきて、ああやっぱりという重大な事実が出てきましたねえ。博徳高校の以前の名前は博徳学園、しかも校庭に1972と刻まれた墓石のような自然石。ネタばれ的になってしまうけど、やはり書かずにはいられないですね。ここってあの場所なんだろうか?しかし、あの場所だとすると、どのパラレルワールドを継承してるんでしょうか?12/24までオンラインで公開されていた特別シーケンスには謎を解く鍵があったのだろうなあ。vol12はオンラインで手に入れようかなあ。(1998/1/3)


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【読書メモ・感想】『千尋の闇』(ロバート・ゴダート) 1997/12/28

イギリス史には疎いので、どの程度歴史的事実を踏まえてこの物語が描かれているのかは判らないのだが、そうしたことを抜きにしても文句なく楽しめる凝った展開のストーリーである。元歴史教師の主人公は、気晴らしに出かけた旅先である実業家を紹介され、彼から仕事を依頼される。その仕事とは、チャーチルやロイド・ジョージとともに大臣に抜擢された若き政治家ストラフォードが何故に理由もなく婚約者に去られ、また大臣の座を追われたかという謎を、彼の残したメモワールを手がかりに探って欲しいというものだった。主人公は調査を薦めるうち、彼が離婚した妻の家族に浅からぬ関わりを持つことに気づいて…、というストーリー。これが処女作だそうで、ぼくが大いに気に入った『リオノーラの肖像』が第二作だというから脱帽するしかない。重曹に歴史をからめ、そのゆがんだ鏡として現代を設定するのはこの作者の得意とする手法であるらしい。この歪んだ鏡を通して、主人公はストラフォードに一体化していくというわけである。なにしろ錯綜していて、かなり複雑な謎が設定されている。時間をかけて読むのに価する長編である。(1997/12/28)


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【読書メモ・感想】『薬指の標本』(小川洋子) 1997/12/28

そのなんともいえぬなまめかしい題名に魅かれて購入した。サイダー工場に勤めていた主人公の女性は、機械にはさまれて薬指の先を失ってしまう。工場を辞した彼女は「標本室」で働きはじめるのだが、そこでは生物にとどまらず人々の思い出の品が標本にされているというストーリー。少々はまってしまった。文体はまるで違うのだけれど、読んでいる間中、安部公房の『第四間氷期』が思い出されてならなかった。
うすく色のついたガラスの壜に時間を封じ込める標本という作業、それはどこか性的な暗喩を持ちながら生臭い感じがしない。どこまでも無機質だからだ。そして標本技術士が彼女に贈るあまりにも足にぴったりとした靴。これもずいぶんと歪んだ愛情表現のような気がするが、ふたりの行為はどこか透明ですらある。そして、ラストシーンで彼女が選んだ道は必然なのだろう。閉鎖的でありながら、淀むことのない悲しいまでに美しい物語でした。(1997/12/28)


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«【読書メモ・感想】『蝶とヒットラー』(久世光彦) 1997/12/28