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『陰陽師 瀧夜叉姫』(夢枕 獏)

4163242708陰陽師 瀧夜叉姫 (上)
夢枕 獏
文藝春秋 2005-09-28

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4163242805陰陽師 瀧夜叉姫 (下)
夢枕 獏
文藝春秋 2005-09-28

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【感想】
シリーズ中もっとも長いだけあって、物語は濃厚。しかし、なんというのだろう、やはり『陰陽師』は晴明と博雅のかけあいがあって、そして物語がとんとんと進んでいく、あの短編のテンポが似合っているような気もするのだ。とりわけ、今回の敵は強大であったので、晴明と加茂保憲のタッグのようになってしまい、それに道満が絡むもほぼ味方というような調子なので、陰陽師たちの活躍にばかり目が行ってしまい、博雅の印象が薄まってしまったような感じがするのである。読了後の第一の感想はといえば、博雅をもっと活躍させてくれよ、であった。いつもなら博雅に割り振られるような役目さえ藤太にとられてしまったような感じなのですよ。
しかし、保憲の式神である猫又の名前は、やはり沙門というのであったか。乱蔵とともにいるシャモンと何らかの繋がりがあれば、などと考えると、うれしい気持ちになりますね。

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