『強殖装甲ガイバー 23 受け継がれる魂』(高屋良樹)
![]() | 強殖装甲ガイバー(23) 高屋 良樹 角川書店 2005-12-22 by G-Tools |
【感想】
第23巻です。読み始めた時はまだ高校生だったんだな、と最新刊を手にするたびに思ってしまいます。今回、表紙の中央、ギガンティックの上に配された人々は、あの魅奈神山遺跡基地の研究者の面々なのですね。そして、アプトムの復活。感慨深いです。
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![]() | 強殖装甲ガイバー(23) 高屋 良樹 角川書店 2005-12-22 by G-Tools |
【感想】
第23巻です。読み始めた時はまだ高校生だったんだな、と最新刊を手にするたびに思ってしまいます。今回、表紙の中央、ギガンティックの上に配された人々は、あの魅奈神山遺跡基地の研究者の面々なのですね。そして、アプトムの復活。感慨深いです。
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![]() | 虹の家のアリス 加納 朋子 文藝春秋 2005-12 by G-Tools |
【感想】
『螺旋階段のアリス』に次ぐシリーズ第2弾。前作で安梨沙の正体が判ってしまっているので、このあとどのように続けるのかと思って読みました。連作短編のひとつひとつは、前作の感想でも書いていますが安心して楽しむことができます。また、今回興味深く思ったのは、第4話の「幻の家のアリス」です。ルイス・キャロルのこの症状を知らなかったので、読了後に早速ネットで調べました。ほんとうにある症状なのですね。
安梨沙をめぐる物語として読んだ場合、まだこれで何かに決着がついたわけではないでしょうから、続きが読めるのであろうことを期待したいです。
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![]() | 風の騎士―グイン・サーガ〈105〉 栗本 薫 早川書房 2005-12 by G-Tools |
【感想】
まあ、そうだろうな、と思ってはおったのですが、やはり<風の騎士>はあの方でありました。しかし、不幸なというか何というか、この方も恵まれぬ運命に翻弄されておりますな。モンゴールの再興など、この期に及んではもはや望むべくもないことだと思います。
それよりも、驚いたのは、今回マリウスとローラの危地を救った騎士の正体のほうです。まことグインはヤーンの申し子といったところですか。しかし、これではパロへの道はますます遠い気がします。来年のうちには『七人の魔導師』まで辿りつくのでしょうか?
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![]() | 陰陽師 瀧夜叉姫 (上) 夢枕 獏 文藝春秋 2005-09-28 by G-Tools |
![]() | 陰陽師 瀧夜叉姫 (下) 夢枕 獏 文藝春秋 2005-09-28 by G-Tools |
【感想】
シリーズ中もっとも長いだけあって、物語は濃厚。しかし、なんというのだろう、やはり『陰陽師』は晴明と博雅のかけあいがあって、そして物語がとんとんと進んでいく、あの短編のテンポが似合っているような気もするのだ。とりわけ、今回の敵は強大であったので、晴明と加茂保憲のタッグのようになってしまい、それに道満が絡むもほぼ味方というような調子なので、陰陽師たちの活躍にばかり目が行ってしまい、博雅の印象が薄まってしまったような感じがするのである。読了後の第一の感想はといえば、博雅をもっと活躍させてくれよ、であった。いつもなら博雅に割り振られるような役目さえ藤太にとられてしまったような感じなのですよ。
しかし、保憲の式神である猫又の名前は、やはり沙門というのであったか。乱蔵とともにいるシャモンと何らかの繋がりがあれば、などと考えると、うれしい気持ちになりますね。
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![]() | 沙高樓綺譚 浅田 次郎 徳間書店 2005-11 by G-Tools |
【感想】
「お話しになられる方は、誇張や飾りを申されますな。お聞きになった方は、夢にも他言なさいますな」
各界の名士たちが集まる<沙高樓>では、参加者の経験した奇妙な体験が物語られ……。こういう枠物語が、じつは大好きです。怪談の多くは、こうして伝聞するという形で知ってこそ、その真価を発揮するのではないでしょうか?とりわけ、第2話の「糸電話」が何ともいえず怖いです。「いずれまたどこかで、めぐりあうと思いましたから」という語り手の意識しないような一言に、思わずぞっとしました。怪談ではないのでしょうが、恐怖感は怪談話を軽く陵駕していますね。あと第4話の「百年の庭」。これも執念というか怨念というか、そういうものを肌に感じる物語だと思いました。
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![]() | 博士の愛した数式 小川 洋子 新潮社 2005-11-26 by G-Tools |
【感想】
何と透明で哀しい話なのだろうと思う。物語はあくまでもやさしくやさしく流れていくのに、なぜにこのように物悲しさが残るのか?
博士の記憶が80分しか持続しないという設定は、ある幅の中で揺れているような気がする。記憶は残っていないはずなのに、たしかに博士との間に積もっていく何か。その何かに名前をつけて言葉に出してしまうことに、なぜだかとてもためらいを感じる。それは、きっと自分が博士のようには純粋に生きていないからではないかと思ってしまうのである。ハードカバーで話題になった時に読んでおけばよかったと、いまさらのように後悔しています。めったにこのページで誰かに本を薦めたりはしないのだけれど、これは未読の方がいらっしゃったらぜひに、と言わせていただきます。
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![]() | 蒼穹の昴(1) 浅田 次郎 講談社 2004-10-15 by G-Tools |
![]() | 蒼穹の昴(2) 浅田 次郎 講談社 2004-10-15 by G-Tools |
![]() | 蒼穹の昴(3) 浅田 次郎 講談社 2004-10-15 by G-Tools |
![]() | 蒼穹の昴(4) 浅田 次郎 講談社 2004-10-15 by G-Tools |
【感想】
文庫4分冊という長さを感じさせぬ面白さでした。様々な立場の人間が様々な運命に翻弄されつつも懸命に動乱の時代を生き抜く。まさに長編の醍醐味と言えましょう。舞台は衰退に向かう清の時代。今までに読んだ同時代を舞台にしたいくつかの物語からすると、西太后のイメージがかなり違うな、と感じました。実際はどうだったのだろう?と歴史的事実を思い浮かべていくと面白いです。本当は歴史の本を横に置いて検証しつつ読んでもよいのでしょうが、物語の先が気になってそれどころではありませんでした。
やがて宦官となり西太后の側に侍ることになる貧しき少年春児ももちろんよいのですが、科挙に登第しながらも歴史の荒波に飲み込まれていく、もう一方の主人公文秀のほうが、ぼくは気に入りです。とりわけ、その科挙そのものを扱った第一章は読んでいて燃えますね。ぼく自身が試験をテーマにした物語が好きだというのもあるのですが、この凄まじさは感動を覚えるばかりです。
【追記】
小太郎さんは9年前に読まれたのだなあ。それほど昔のこととも思えないのだけれど、もはや一昔も前ですね。
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![]() | メランコリー・ベイビー ロバート・B. パーカー Robert B. Parker 奥村 章子 早川書房 2005-11 by G-Tools |
【感想】
『束縛』に続く、シリーズ第4弾。冒頭の1行で、本を取り落としそうになるほど驚く。いったい、なんだってこういう展開になるんだ?思い悩んだサニーが精神科医のコープランドを訪れてみると、彼は引退することになったという。そして、自分に代わる医者として彼女に紹介したのは、なんとスーザン・シルヴァマンであった。「本当の親を探してほしい」という大学生サラからの依頼の展開よりも、その間に挿入されるサニーをクライアントに迎えてのスーザンの分析シーンのほうを読むのに力が入ってしまうのは、仕方ないことではないだろうか?各シリーズでの登場人物の交流がだんだんと複雑になってきておりますね。そのうち、ひとつの物語に全員登場することになるのかも。その場合は誰の1人称にするのだろう?それともスペンサーも含めて3人称になるのか。
さて、この物語のいちばん重要な部分はどこかといえば、それは364ページだと思います。
「じゃあ、彼女は知らないのね」
「ああ」
優越感が込み上げてきた。
ここで、優越感を感じることは正しいだろうか?何かを知らせないでおくこともまた愛情のひとつ。知っていて、かつ、どのような愛情を得るかを選択することは、じっさいのところ難しいことではないだろうか?リッチーが何を考えているのか、ぼくにはよくわからない。
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![]() | 湖水に消える ロバート・B. パーカー Robert B. Paker 菊池 光 早川書房 2005-10 by G-Tools |
【感想】
『忍び寄る牙』に続くジェッシイ・ストーン・シリーズ第3弾。前巻はハードカヴァーで読んだので、じつに6年ぶりに続編を読んだことになる。アルコールという弱点がある分、スペンサーよりも感情移入しやすいというところはある。スペンサーの生き方には憧れを感じるけれど、誰でもがあんなふうにできるわけではないよな、とちょっと醒めた気分になるのもまた事実。しかし、ジェッシイの場合は未だ警察という組織にしばられ-それも署長という管理者の立場で-、アルコール中毒が完治したわけでもない。事件そのものよりも登場人物たちの関係性が重要な部分を占めるのがパーカー作品の特徴であるが、スペンサーは立派すぎ、サニー・ランドルは女性である。つまり、等身大の自分に鑑みた時、いちばん参考になるのはジェッシイではないだろうか、と思ってみたりするのだ。
この物語の結末部でジェッシイが「ジェンと一緒になれるのであれば おれは一緒になる」と言うが、これはスペンサーが『告白』の結末部でスペンサーが明かす胸の内と同じである。さて、だから、このあとふたりの性格の差がどのように影響するのかがぼくは知りたいのである。
さて、文庫の帯によると、ジェッシイ・ストーンが映像化されるとのこと。なぜだか、第4巻の『影に潜む』であるようだ。映像化名は『ストーンコールド』。『影に潜む』の原題ですね。
![]() | ストーン・コールド 影に潜む ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2005-10-26 by G-Tools |
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![]() | 夜市 恒川 光太郎 角川書店 2005-10-26 by G-Tools |
【感想】
第12回日本ホラー小説大賞受賞作。
高校時代の同級生祐司から「夜市」に誘われたいずみ。岬の森では不可思議な市が開かれていた。夜市では何でも手に入れることができるのだ。小学生の頃に夜市に迷い込んだ祐司がそこで買ったものとは?そしてその代償に支払ったものとは……。
とても雰囲気のある幻想的な作品です。ストーリー的にどうかなと思う部分があったり、またもう少し言葉を選べばいいのにと思った文章的な粗さのようなものが気になるといえば気になるのですが、それを補って余りある佳品だと思います。いや、もしかすると、その粗さでさえ雰囲気作りに役立っているのかもと感じられるので、もしかするとわざとやっているのかもしれません。また、同時収録されている「風の古道」の淡々とした雰囲気もすばらしいものでした。スプラッタ系でない、こうした叙情的な幻想小説はとても得がたいものだと思います。
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![]() | ハル 瀬名 秀明 文藝春秋 2005-10-07 by G-Tools |
【感想】
『あしたのロボット』を文庫化に際し改題。
ロボットの心とは何かをメインテーマにした連作短編集。
<未来の>じゃなくて<あしたの>なんだなあ、と思う。この物語が書かれた2001-2002年は当然のことながらまだ2003年4月7日は未来に属する日付だった。それいったい何の日だ?と思われる方々もいらっしゃるのだろうか。その日は鉄腕アトムの誕生日なのである。アトムははるかな未来の夢物語なんかじゃなくて、すぐそこまで来ている明日の物語。うん、きっとそういう意味だと思う。
この物語は、そういう半ば架空の明日の世界で、人間とロボットがいかに共存していくかを科学的な視点から見つめているとてもすばらしいものだ。なのに、こんなにも物悲しい感じがするのはどうしてなんだろう?挿入されている「WASTELAND」のせいだろうか?人間が滅び去った世界で<アトム>を探し求めるロボットの少年の物語。切な過ぎます。
どの編もいい感じで、とりわけメインテーマが前面に出ている「アトムの子」はいいのだけれど、それと同じくらいに好きなのが「亜希への扉」です。題名はもちろんハインラインの『夏への扉』のパロディですね。不法投棄された中古ロボットを友として成長する少女とそれを見守るロボットコンサルティングの青年の物語。<これはSF小説ではない><お伽話のようなもの>とわざわざ冒頭に書いてあったりして、そこがまた素敵です。このような友としてのロボットが、いつの日にかぼくたちの目の前に現れるのかもしれません。それが<あした>ではなく、まだしばらくは<未来>の物語になりそうなことが、ぼくには少し残念な気がするのです。
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![]() | フューチャーメン暗殺計画 危機を呼ぶ赤い太陽 エドモンド・ハミルトン 野田 昌宏 東京創元社 2005-09-29 by G-Tools |
【感想】
『フューチャーメン暗殺計画』のほうの<黒ひげ>のエピソードは、やっぱり読んでいて楽しいと思う。『異次元侵攻軍迫る!』と同じくジョセフ・サマクスンの作だけど、こちらは何の違和感もないです。
逆に、『危機を呼ぶ赤い太陽』はハミルトン作なのだけれど、掲載誌が変っているせいなのか、かなりイメージが違っている。例えば、エズラ・ガーニー司令のジョオンに対する「もしもきみがキャプテン・フューチャーにであっていなければ」のあたりとかがそう。もっとも居心地の悪さを感じたのは、この話が<振動ドライヴ>の開発-つまり『輝く星々の彼方へ!』から十年後であると明記されているところである。こういう単一ヒーロー物で時間の経過というのは、あんまり気にしたことがないので、ちょっとショックだった。ということは、ジョオンって何年待たされているわけだよ……とエズラならずとも心配になってしまう。
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タイムトラベルSF日本編
タイムトラベルSF海外編
タイムトラベルSF映像編
と整理してみました。けっこう読んだり観たりしているもんです。例えば『タイムトンネル』のように有名でも入手不能なものは割愛しましたし、同じ作者のものをいくつも並べることもやめにしました。あと、忘れているものも多々あると思います。こういう<思い出す>作業も面白いものです。機会があったら、また何か整理してみてもよいかも、と思いました。
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タイムトラベルSF日本編とタイムトラベルSF映像編も併せてどうぞ。
![]() | 夏への扉 ロバート・A・ハインライン 早川書房 1979-05 by G-Tools |
![]() | 時の門 ロバート・A・ハインライン 早川書房 1985-08 by G-Tools |
たくさんあるドアのどれかが夏につながっていると信じる猫のピート。そして、また主人公も夏への扉を探していた。定番中の定番です。
そして、ハインラインといえば忘れてならないのが「時の門」。広瀬正がこの作品を解析した「時の門を開く」を書いたのは有名です
![]() | ゲイルズバーグの春を愛す ハヤカワ文庫 FT 26 ジャック・フィニイ 福島 正実 早川書房 1980-11 by G-Tools |
![]() | ふりだしに戻る〈上〉 ジャック・フィニイ 福島 正実 角川書店 1991-10 by G-Tools |
『ゲイルズバーグの春を愛す』の表題作も時間テーマですが、なんといっても「愛の手紙」は佳品。長編『ふりだしに戻る』もすですが、フィニイ作品の過去に戻る方法はじつにノスタルジックでユニークです。
![]() | タイム・マシン H・G・ウェルズ 東京創元社 1996-04 by G-Tools |
80万年後の世界を訪れた時間旅行家を待っていた奇妙な体験。タイムマシンの歴史はここに始まったと言って過言ではないでしょう。
![]() | 逆まわりの世界 フィリップ K.ディック 小尾 芙佐 早川書房 1983-01 by G-Tools |
ディックといえば、そのものずばり『火星のタイムスリップ』という長編がありますが、時間が逆に進み始めた世界を描いたこれがぼくは好きです。
![]() | アーサー王宮廷のヤンキー マーク・トウェイン 小倉 多加志 早川書房 1976-05 by G-Tools |
なんと、マーク・トウェインも書いているのです。アーサー王の時代に技術者がタイムスリップし、魔術師マーリンに対抗して活躍するという痛快な作品です。
![]() | リプレイ 杉山 高之 ケン・グリムウッド 新潮社 1990-07 by G-Tools |
感想はここに。人生やり直しものです。
![]() | 復刻 S‐Fマガジン〈No.1‐3〉 S‐Fマガジン編集部 早川書房 1995-10 by G-Tools |
人生やり直しものというと、マッキントッシュの「第十時ラウンド」という短編が好きです。女性の愛を得るために人生を十度やり直す男の話。昔コバルトから出ていた風見潤編の『魔女も恋をする』というアンソロジーに入っていました。「復刻 S‐Fマガジン〈No.1‐3〉」に収録されてますが、入手は困難かも。
![]() | タイム・シップ〈上〉 スティーヴン バクスター Stephen Baxter 中原 尚哉 早川書房 1998-02 by G-Tools |
H・G・ウエルズ『タイム・マシン』の公認続編。感想はここです。
![]() | 透明惑星危機一髪!/時のロスト・ワールド <キャプテン・フューチャー全集4> エドモンド・ハミルトン 鶴田 謙二 野田 昌宏 東京創元社 2004-12-18 by G-Tools |
おなじみフューチャーメンが、木星の大接近により壊滅の危機に瀕した惑星カタイン(現在のアステロイドベルト)を救助するため、遥か1億年の昔へとタイムトラベルする痛快な作品。
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掲示板でJINさんよりご質問があったので、気に入りのタイムトラベルSFということで何冊かあげてみます。
タイムトラベルSF海外編とタイムトラベルSF映像編も併せてどうぞ。
![]() | マイナス・ゼロ 広瀬 正 集英社 1982-01 by G-Tools |
![]() | タイムマシンのつくり方 広瀬 正 集英社 1982-07 by G-Tools |
入手困難かもしれないけれど、やはりタイムトラベルといえば広瀬正を抜きにしては語れません。『マイナス・ゼロ』はタイムトラベルものとしては、未だぼくの読んだ中ではNO1の地位を占める作品。昭和初期の情景がノスタルジックです。また、氏のタイムトラベルへのこだわりを表した短編の数々を楽しめる『タイムマシンの作り方』には、ハインラインの「時の門」を解析した「時の門を開く」も収録しています。
![]() | 時をかける少女 筒井 康隆 角川春樹事務所 1997-04 by G-Tools |
理科室に漂うラベンダーの香りは有名ですね。何度も映像化されておりますが原作は格別ですよ。
![]() | 時の顔 小松 左京 角川春樹事務所 1998-12 by G-Tools |
![]() | 戦国自衛隊 半村 良 角川書店 2005-01 by G-Tools |
![]() | 思いあがりの夏 眉村 卓 角川書店 1977-06 by G-Tools |
![]() | 時空(トキ)の旅人―Time stranger (前編) 眉村 卓 角川書店 1981-06 by G-Tools |
眉村卓でいちばん好きなタイムスリップものが、この『思いあがりの夏』に入っている『名残りの雪』です。新選組をテーマにした佳品です。『時空の旅人』は同題名でアニメ映画化されました。原題は『とらえられたスクールバス』です。
![]() | 新幻魔大戦 平井 和正 角川書店 1987-03 by G-Tools |
『幻魔シリーズ』では番外編的とも言える。破滅に瀕した世界から、幻魔に対抗しうる超能力者の家系を生み出すために、タイムリーパーお時が江戸時代まで遡行し、魔人由井正雪と対決するというストーリーです。
![]() | 退魔戦記 豊田 有恒 角川春樹事務所 2000-02 by G-Tools |
モンゴルに征服された未来の日本から、歴史の分岐点となる「元寇」に「退魔船」でやってきた未来人と武士たちの戦いを描いてます。パラドクシカルで楽しめます。
![]() | チョウたちの時間 山田 正紀 徳間書店 2001-04 by G-Tools |
哲学的でさえある佳品です。「時は流れると汝は言うのか さにあらず 時はとどまり われらは過ぎ行く」ですね。
![]() | 新編クロノス・ジョウンターの伝説 梶尾 真治 朝日ソノラマ 2005-07 by G-Tools |
泣けます!『クロノス・ジョウンターの伝説』の感想はここです。
![]() | 地下鉄(メトロ)に乗って 浅田 次郎 講談社 1999-12 by G-Tools |
意外に思われるかもしれませんが、浅田次郎作品にもあるのですよ。感想はここです。
![]() | 八月の博物館 瀬名 秀明 角川書店 2003-06 by G-Tools |
これも、切なくすばらしい作品です。感想はここに。
![]() | 時生 東野 圭吾 講談社 2005-08-12 by G-Tools |
これも捨てがたいですね。感想はここです。
![]() | 時空の旅 星 新一 アーサー.C.クラーク ポプラ社 2005-02 by G-Tools |
「ポプラ社SFセレクション」 の一冊。子供向けのアンソロジーですが、いいラインナップです。星新一の「午後の恐竜」が入っているところがにくいです。
![]() | 緋(あか)い記憶 高橋 克彦 文芸春秋 1994-10 by G-Tools |
高橋克彦氏といえば歴史物が有名なのでしょうが、この「緋い記憶」に始まる<記憶シリーズ>がぼくは好みです。読むと悪夢を見そうですね。二編目の「ねじれた記憶」が秀逸。感想はここです。
![]() | 坊っちゃんは名探偵!―夏目少年とタイムスリップ探偵団 楠木 誠一郎 講談社 2001-12 by G-Tools |
ぼくは未読なのですが、上の息子によるととても面白いシリーズのようです。このシリーズ第1作の影響で、上の息子は漱石の『坊ちゃん』を読んでしまいましたよ。
『時間怪談』は井上雅彦編のアンソロジー『異形コレクション』の一冊。感想はこちら
![]() | ねじの回転―FEBRUARY MOMENT 恩田 陸 集英社 2002-12 by G-Tools |
ここ数年で読んだ中ではこれがいちばん凄いと思います。感想はここです。
![]() | バビロンまで何マイル? 川原 泉 白泉社 1997-12 by G-Tools |
ノームを助けたことから、ノームの指輪を手に入れた仁希と友里。ふたりは指輪が光るとタイムスリップしてしまうように。最初はいつものおとぼけ調なのが、チェーザレ・ボルジアの時代のあたりは、かなり深刻なお話に。
![]() | 時の行者 (上) 横山 光輝 コミックス 2000-02 by G-Tools |
ずいぶん昔に読んだので、ストーリーはうろおぼえですが、横山SFの代表作のひとつですね。
![]() | 高橋留美子傑作短編集―〈保存版〉るーみっくわーるど (2) 高橋 留美子 小学館 1995-02 by G-Tools |
『犬夜叉』を入れるべきなのかもしれませんが、初期作品「炎トリッパー」が入っているこの作品集を。
![]() | ノリ・メ・タンゲレ―私にふれるな 道原 かつみ 徳間書店 1990-05 by G-Tools |
『銀河英雄伝説』のコミック化や『ジョーカーシリーズ』が有名な道原かつみですが、これはタイムトラベラーを絡めてキリスト-神をテーマにした濃厚なSF作品です。
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![]() | 湖畔のマリニア グイン・サーガ(104) 栗本 薫 早川書房 2005-10-07 by G-Tools |
【感想】
そして再び始まるグインとマリウスの旅。新しい物語が始まる予感がいたします。表紙でマリウスの操る舟に乗っている女性。そうです彼女です。こういうタイミングで出てくるとは思いませんでした。ほんとに長い長い時間の果ての再会です。しかも、スーティ登場。いつもながらのマリウスの行動に苦笑しながら読みました。この人はほんとうに自分に正直です。浮かれ気分のマリウスですが、<<風の騎士>>は彼の正体を知っているっぽいですね。この人物と<<光団>>の目的はいったい何なんでしょう?
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![]() | τになるまで待って 森 博嗣 講談社 2005-09-06 by G-Tools |
【感想】
なんなのだろう。この、目の前がまるで見えない感じ。とりあえず、どうして「Gシリーズ」という命名なのかについてはあいかわらずよくわからない。<伽羅離館>の頭文字はGだけど、何か関係あるのか?それとも、単に「ギリシア文字」ということか?
無理にカテゴライズすれば「館物」ということになると思うのだが、被害者が自称「超能力者」ではなあ。ちなみに題名は、被害者が殺される直前に聴いていたと思われるラジオドラマらしい。
本筋の謎は例によって読み飛ばしてしまう。というか、あまりに森博嗣らしい結末だったので、ちょっと笑ってしまったのだが、ネットで検索してみると、多くの人が大真面目に論評している。もしかして、笑ってしまったぼくの感覚はどこかおかしいんだろうか?
サイドストーリー的に気に入った部分は「はい、シャツ」のあたり。つまり、シャツは着ていなかったということだね。あと、「トースタが二つあればよかったんだわ」のあたり。やはり、凡人とは発想が違う。まあ、確かにその通りなのだが、ふつうそうは考えないでしょ?らしいなあ、と思う。睦子叔母ではないが「がんばってね」と思う。どのあたりをがんばれば、犀川の気に入るのかははなはだ疑問だがなあ。
そして、キーになるのは赤柳なのか。真賀田四季がらみの話はどこに着陸するのだろうね。
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![]() | 魔軍襲来 ―アルスラーン戦記(11) 田中 芳樹 光文社 2005-09-22 by G-Tools |
【感想】
「できたぞ。読め!」とおっしゃられずとも読みますともさ。散々待ったのだから。手元にある角川文庫版の第10巻『妖雲群行』の奥付は平成11年12月になってますから、およそ6年ぶりの新刊ですね。ちなみに、第9巻は平成4年7月に出てます。とある作家秘書の日常によると、次の巻はそんなに待たずにすむとのこと。「待たすなよ。書け!」失礼いたしました。でも、ほんとうに、お願いしますよ、田中先生。
さて、今巻はといえば、誤解をおそれずにいえば、あんまり大きな事件は起こっていない感じ。第二部に入ってから怪物どもが跳梁しているのはあいかわらずで、いよいよファンタジーっぽくなっているのですが、個人的には第一部のような感じのほうが好きなのです。だから、宮廷陰謀劇という意味で新キャラクタの孔雀姫フィトナの活躍には大いに期待しております。こうなってくると、もちろん怪物VSアルスラーン軍の展開も気になりますが、ヒルメスの動きがもうちょっと多く読みたかったと思います。
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![]() | 大人の科学マガジン Vol.9 (9) 大人の科学マガジン編集部 学習研究社 2005-09 by G-Tools |
昨日発売された『大人の科学マガジンVol.9』を買う。付録は「究極のピンホール式プラネタリウム」である。すでに昨夜、組み立てた方々の感想をネットで見ることができたのだが、かなりのすぐれもののようである。週末までは組み立てられないと思うと、激しく欲求不満なのであった。
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![]() | ウルトラマンSTORY0 1 (1) 真船 一雄 講談社 2005-09-21 by G-Tools |
【感想】
ウルトラマンたちが怪獣を倒すことを使命にしているのはどうしてなんだろう?ウルトラマンの行動心理ってよくわからない。と、あちこちに何度も書いてきましたが、その疑問への回答例がこの作品なんだろうな、と思う。<光の国>がいかに誕生したのか?そして、その際に陰謀をめぐらせていた異星人とは?よくできた話です。第二話でゾフィーが力の意味に悩むあたり、いい味出していると思います。岩盤を素手で割るシーンのあたり、ちょっと「北斗の拳」が入っておりますか?あと、カラータイマーの解釈がどうなっているのか、そのあたりもうちょっと説明を入れてほしいですね。第三話が途中までしか入ってないので、とても欲求不満です。
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![]() | 仮面ライダーSPIRITS 8 限定版 (8) 石ノ森 章太郎 村枝 賢一 講談社 2005-09 by G-Tools |
【感想】
上記のリンクは限定版です。Amazonで検索しても通常版が出てこないのはどうしてだろう?
さて、待望の第8巻、そして第3部の開幕です。<あいつが「村雨良」という人間に戻れず、JUDOの器としても生きられないのならば、仮面ライダーとして生きればいい>ううむ、さすがにいいこと言うなあ、本郷。そして、ついに仮面ライダー10号ZXの誕生。ライダーであるか怪人であるかは、けっきょく人としての意志の問題なのだよなあ、といまさらのように思う。また、次の巻まで何日待たないとならないのか?
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![]() | 半落ち 横山 秀夫 講談社 2005-09 by G-Tools |
【感想】
ハードカバーで話題になった時は読まずにいました。例の一件も含めて、虚心に読みたかったというところ。この本に限らずですが、あまりに話題になってしまうと、どうしても冷静には読めないのですよ。まあ、言い訳ですね。
最初の数ページで、物語に引き込まれてしまいました。アルツハイマーの妻に乞われて殺してしまった現職の警官。犯行については認めるものの、自首までの二日間は不可解な空白になっており、何をしていたのか語ろうとない。完全には「落ち」てない、警察用語でいう「半落ち」状態。
まず、物語のテンポがよいと思いました。正直に言うと「警察小説」というのはどちらかといえば苦手なのです。こんなにすっと読めたことがありません。梶の心理状態がまったく判らないということも、緊迫感が出ていてよいと思いました。梶が生き延びることを選択した理由がきれいごとにすぎるように考える方もいらっしゃるのではないかと思うのですが、人の気持ちというのはそんなに単純なものではないでしょう。池波正太郎流に言うならば、よいことをしながら悪いこともするのが人間だ、ということです。妻を殺すという選択に、即座に拒否反応があるのならば、それはほんとうに苦しんだことがないからではないか、とも思えます。登場人物たちが梶に同情的なのは、その苦しみを共有できているからではありませんか。よい本を読みました。
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