『ブラック・ジャック』karte:55 命のプラットホーム
『ブラック・ジャック』karte:55 命のプラットホーム
原題は「ある女の場合」
シルバーランドのサファイア……じゃなかった<銀国駅>の和恵の問題点がどこにあるのかというのが、ちょっと現代的に解釈し直されているように思えました。原作では、一度目にお金に目が眩んで結婚したのは<ブタ>でしたね。二度目は<誠実で正直な人>とは言っていますが、どうも幸せなようには見えません。アニメ版の二度目の結婚はほんとうに幸せそうだし、その死因も自殺ではなくて事故です。つまり、再婚相手が破産後に自殺したのではなく、事故にあって死んだのが原因となって会社がだめになったのですね。この違いは大きいと思います。相手の誠実さのいかんにかかわらず、与えられた幸せは自分のものではない、そう言いたいわけですね。厳しい。ピノコの言う「悲しいことや辛いこと」を自身で乗り越えて掴んだものが幸せなわけです。深いなあ。
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