『霧の訪問者 薬師寺涼子の怪奇事件簿』 (田中 芳樹) 感想
![]() | 霧の訪問者 薬師寺涼子の怪奇事件簿 田中芳樹 講談社ノベルズ 講談社 2006-08-25 by G-Tools |
【感想】
このシリーズは、毎回モンスターが敵役というのが定番なんだけれど、そういう意味では今回はちょっと迫力に欠けるというか、お涼がパワーを持て余し気味では、と思ってしまった。まあ、それは、「霧の訪問者」の怪物の設定がああなのだから、仕方ないのか。というか、げに恐ろしきは人間の欲望といったところか。
お涼に対する泉田のボケぶりは健在。「何よ、あたしが列車に乗るのはおかしいとでもいうの」「うるさいな、いろいろとつごうがあるの!」くらいのところが可愛くてよい。「モットダイジナトコロデドウシテドウサツリョクガハタラカナインダ」になると行きすぎかなあというか、これで<よく意味のわからないつぶやき>にされてしまうと、お涼が可哀相な気もします。
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