【読書】2006年の読書遍歴

2006/12/29

『男の操 (下)』 (業田 良家) 感想

4091810268男の操 下 (2)
業田 良家
小学館 2006-12-26

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【感想】
号泣必至。
ギャグ漫画だと思って読んでいたのだが、「ママ上はいない」のエピソード以降の急展開は、ほんとうにすごい。続きを読みたいがために、連載誌の発売を待ちわびたのなんてひさしぶりであったよ。しかも、「永遠」が最終話だと思っていたら、エピローグの「男と女の操」に二度やられてしまった。
2006年も、いろんな本とか漫画を読んだけど、今年のベストはもしかするとこれかもしれない。素直に胸を張って志を語れる。そんな男にぼくもなりたいですよ。

2006/12/28

『貸本復刻版 墓場鬼太郎 5』 (水木 しげる) 感想

4041929172墓場鬼太郎 (5)
水木 しげる
角川書店 2006-12-22

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【感想】
ここまでくると、現代の設定にぐっと近づいている。この佐藤プロダクション版では、ねずみ男は最初はきちんと鬼太郎をサポートしていたのだな、と妙なことに感心する。後半の「ぼくは新入生」の落ちは、なかなかに深いものがあると思う。ちなみに<ブリガドーン>って何か意味があるのかと調べてみたら、ジーン・ケリー主演の映画の題名で、100年に1度現れる幻の村の名前なんだそうだ。それとも、この映画とはまったく無関係なのだろうかな?けっこう類似があると思うのだがな。

2006/12/27

『貸本復刻版 墓場鬼太郎 4』 (水木 しげる) 感想

4041929164墓場鬼太郎 (4)
水木 しげる
角川書店 2006-11

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【感想】
3巻で鬼太郎の顔が現代に近づいたかと思ったら、4巻はまた極悪な雰囲気である。
1巻は兎月書房版の復刻。2~3巻はその続編で三洋社版の復刻。2巻の京極夏彦氏の解説によると、4巻以降は「一作ごとに独立した長編作品」とのこと。で、また兎月書房版になっているのだが、このあたりの前後関係はどうなっておるのだろう?

2006/12/26

『貸本復刻版 墓場鬼太郎 3』 (水木 しげる) 感想

4041929156墓場鬼太郎 (3)
水木 しげる
角川書店 2006-10

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【感想】
三巻あたりになると、一二巻で感じたオドロオドロしさは、ちょっと薄まっている感じ。それにしても、鬼太郎が借金取りまでやっているとは……。

2006/12/25

『アルスラーン戦記12 暗黒神殿』 (田中 芳樹) 感想

4334076440暗黒神殿 アルスラーン戦記12
田中 芳樹 丹野 忍
光文社 2006-12-07

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【感想】
王の王たるの資質とは何か、ということがこの巻には繰り返し出てくる。まずは7月30日の報告会のシーン。「母上の涙より民衆の血を重んじる」というところ。それから、ナルサスとの対話。「私は民衆の道具だと思っている」。最後に「私は宿命という言葉が、あまり好きじゃないみたいだ」というところ。
これらは、アルスラーンの気質を明瞭に物語っているし、得がたい良さだとも思うのだが、あまりにも真っ直ぐにすぎると思ってしまうぼくは、ひねくれているのだろうか?無私にして公平、そして他人をあてにしない。全然違うタイプなのに、なぜかヤン・ウェンリーを思い浮かべてしまうのだよ。善人は長生きしないというが、こういう王様には末永く善政をしいてもらいたいもんですね。

2006/12/21

『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 14』 (安彦 良和) 感想

4047138835機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (14)
安彦 良和
角川書店 2006-12-26

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【感想】
「シャア中尉の機体って…バーニアは普通だろ どうしたらあんなに速くなるんだ」 という箇所。わかってないなあ。3倍の速度を出すには、もちろん赤く塗らないとならんのだよ、と思いませんでしたか?思いませんでしたか、ああそうですか(笑)。
ところで、陰謀うずまくルウム編ですが、けっきょく戦争は人々の愚かさで継続されたということですね。とくに、レビル将軍は、何をいったいどう思ってあの会見を行ったのだろうかな?思考のプロセスがいまいち納得できないのだけれど。何か大きく勘違いしているのか、それともデギンとした話で嘘をついたのか……。読みようによっては、どうとでもとれるけれど、間違いないのはデギンもレビルも等しく愚かだということだな。

2006/12/20

『機動戦士ガンダムさん つぎの巻』 (大和田 秀樹) 感想

4047138878機動戦士ガンダムさん (つぎの巻)
大和田 秀樹
角川書店 2006-12-26

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【感想】
さいしょの巻 ほどのインパクトを感じないのは、読む目がなれてしまったからか。とはいうものの、「隊長のザクさん」なんかは、ひじょうに身につまされる話である。わかる、わかるなあ、という感じ(笑)。とくに、「自分の仕事だけやってりゃよかった頃なら ま 完璧とまでは言いませんけど それなりにキチンとこなせたと思うんですよ」、のあたりかな。これ、共通の思いなんだろうなあ。

2006/12/19

『グイン・サーガ111 タイスの魔剣士』 (栗本 薫) 感想

4150308721タイスの魔剣士―グイン・サーガ〈111〉
栗本 薫
早川書房 2006-12

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【感想】
買う時に、表紙のこれって誰だよ。アルド・ナリスの亡霊かよ、と思いましたが、そうではありませんでした。この調子だと、あと2~3巻はタイス編が続きそうですね。だんだんとグインが正体を隠せなくなってきているし、記憶もおぼろながら戻ってきているようだし、どうなるでしょうね。とにかく、グインがグインであると自覚できたのは、今回大きな進展なんでしょう。

2006/12/12

『中原の虹 第一巻 第二巻』(浅田 次郎) 感想

4062136066中原の虹 第一巻
浅田 次郎
講談社 2006-09-26

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4062137399中原の虹 第二巻
浅田 次郎
講談社 2006-11-02

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【感想】
『蒼穹の昴』の続編。物語のテンションは、『蒼穹の昴』そのままですね。時間が経ってから書かれた続編とも思えません。まことにすばらしいです。物語は第三巻以降も続きますので感想はその時に改めたいと思いますが、懐かしい人々に再会した気分になったことだけは、この場で申し沿えておきます。気になっていたあの人やあの人の消息を知ることができて、幸いでした。
第三巻からは、最後の皇帝 溥儀 の時代に入っていくのですね。読むのが楽しみです。

2006/12/11

『ふたつのスピカ 11』 (柳沼 行) 感想

4840116350ふたつのスピカ 11 (11)
柳沼 行
メディアファクトリー 2006-11-22

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【感想】
自分から何かをはじめなければ、ぜったいに始まりはしない。そして、始めてさえしまえば、必ずいっしょにいてくれる仲間がいる。でもなあ。それって、ものすごく勇気がいることだと思うのだ。勇気を持てるかどうかっていうのは、やっぱりとても大切なことなんですよね。その勇気をくれるのが、友達。なんだか、メビウスの輪のようだ。友達がいるから勇気を持てる。勇気をくれるのは友達。
ああ、そうか。友達を待っていてはだめなんだな。そう、その通りだと思う。「ともだちを貶されたら、怒るのが普通でしょ」なんていうようになったマリカのようになることができればよいのにね。

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