『男の操 (下)』 (業田 良家) 感想

4091810268男の操 下 (2)
業田 良家
小学館 2006-12-26

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【感想】
号泣必至。
ギャグ漫画だと思って読んでいたのだが、「ママ上はいない」のエピソード以降の急展開は、ほんとうにすごい。続きを読みたいがために、連載誌の発売を待ちわびたのなんてひさしぶりであったよ。しかも、「永遠」が最終話だと思っていたら、エピローグの「男と女の操」に二度やられてしまった。
2006年も、いろんな本とか漫画を読んだけど、今年のベストはもしかするとこれかもしれない。素直に胸を張って志を語れる。そんな男にぼくもなりたいですよ。

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『貸本復刻版 墓場鬼太郎 5』 (水木 しげる) 感想

4041929172墓場鬼太郎 (5)
水木 しげる
角川書店 2006-12-22

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【感想】
ここまでくると、現代の設定にぐっと近づいている。この佐藤プロダクション版では、ねずみ男は最初はきちんと鬼太郎をサポートしていたのだな、と妙なことに感心する。後半の「ぼくは新入生」の落ちは、なかなかに深いものがあると思う。ちなみに<ブリガドーン>って何か意味があるのかと調べてみたら、ジーン・ケリー主演の映画の題名で、100年に1度現れる幻の村の名前なんだそうだ。それとも、この映画とはまったく無関係なのだろうかな?けっこう類似があると思うのだがな。

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『貸本復刻版 墓場鬼太郎 4』 (水木 しげる) 感想

4041929164墓場鬼太郎 (4)
水木 しげる
角川書店 2006-11

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【感想】
3巻で鬼太郎の顔が現代に近づいたかと思ったら、4巻はまた極悪な雰囲気である。
1巻は兎月書房版の復刻。2~3巻はその続編で三洋社版の復刻。2巻の京極夏彦氏の解説によると、4巻以降は「一作ごとに独立した長編作品」とのこと。で、また兎月書房版になっているのだが、このあたりの前後関係はどうなっておるのだろう?

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『貸本復刻版 墓場鬼太郎 3』 (水木 しげる) 感想

4041929156墓場鬼太郎 (3)
水木 しげる
角川書店 2006-10

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【感想】
三巻あたりになると、一二巻で感じたオドロオドロしさは、ちょっと薄まっている感じ。それにしても、鬼太郎が借金取りまでやっているとは……。

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『アルスラーン戦記12 暗黒神殿』 (田中 芳樹) 感想

4334076440暗黒神殿 アルスラーン戦記12
田中 芳樹 丹野 忍
光文社 2006-12-07

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【感想】
王の王たるの資質とは何か、ということがこの巻には繰り返し出てくる。まずは7月30日の報告会のシーン。「母上の涙より民衆の血を重んじる」というところ。それから、ナルサスとの対話。「私は民衆の道具だと思っている」。最後に「私は宿命という言葉が、あまり好きじゃないみたいだ」というところ。
これらは、アルスラーンの気質を明瞭に物語っているし、得がたい良さだとも思うのだが、あまりにも真っ直ぐにすぎると思ってしまうぼくは、ひねくれているのだろうか?無私にして公平、そして他人をあてにしない。全然違うタイプなのに、なぜかヤン・ウェンリーを思い浮かべてしまうのだよ。善人は長生きしないというが、こういう王様には末永く善政をしいてもらいたいもんですね。

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『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 14』 (安彦 良和) 感想

4047138835機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (14)
安彦 良和
角川書店 2006-12-26

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【感想】
「シャア中尉の機体って…バーニアは普通だろ どうしたらあんなに速くなるんだ」 という箇所。わかってないなあ。3倍の速度を出すには、もちろん赤く塗らないとならんのだよ、と思いませんでしたか?思いませんでしたか、ああそうですか(笑)。
ところで、陰謀うずまくルウム編ですが、けっきょく戦争は人々の愚かさで継続されたということですね。とくに、レビル将軍は、何をいったいどう思ってあの会見を行ったのだろうかな?思考のプロセスがいまいち納得できないのだけれど。何か大きく勘違いしているのか、それともデギンとした話で嘘をついたのか……。読みようによっては、どうとでもとれるけれど、間違いないのはデギンもレビルも等しく愚かだということだな。

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『機動戦士ガンダムさん つぎの巻』 (大和田 秀樹) 感想

4047138878機動戦士ガンダムさん (つぎの巻)
大和田 秀樹
角川書店 2006-12-26

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【感想】
さいしょの巻 ほどのインパクトを感じないのは、読む目がなれてしまったからか。とはいうものの、「隊長のザクさん」なんかは、ひじょうに身につまされる話である。わかる、わかるなあ、という感じ(笑)。とくに、「自分の仕事だけやってりゃよかった頃なら ま 完璧とまでは言いませんけど それなりにキチンとこなせたと思うんですよ」、のあたりかな。これ、共通の思いなんだろうなあ。

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『グイン・サーガ111 タイスの魔剣士』 (栗本 薫) 感想

4150308721タイスの魔剣士―グイン・サーガ〈111〉
栗本 薫
早川書房 2006-12

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【感想】
買う時に、表紙のこれって誰だよ。アルド・ナリスの亡霊かよ、と思いましたが、そうではありませんでした。この調子だと、あと2~3巻はタイス編が続きそうですね。だんだんとグインが正体を隠せなくなってきているし、記憶もおぼろながら戻ってきているようだし、どうなるでしょうね。とにかく、グインがグインであると自覚できたのは、今回大きな進展なんでしょう。

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『中原の虹 第一巻 第二巻』(浅田 次郎) 感想

4062136066中原の虹 第一巻
浅田 次郎
講談社 2006-09-26

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4062137399中原の虹 第二巻
浅田 次郎
講談社 2006-11-02

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【感想】
『蒼穹の昴』の続編。物語のテンションは、『蒼穹の昴』そのままですね。時間が経ってから書かれた続編とも思えません。まことにすばらしいです。物語は第三巻以降も続きますので感想はその時に改めたいと思いますが、懐かしい人々に再会した気分になったことだけは、この場で申し沿えておきます。気になっていたあの人やあの人の消息を知ることができて、幸いでした。
第三巻からは、最後の皇帝 溥儀 の時代に入っていくのですね。読むのが楽しみです。

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『ふたつのスピカ 11』 (柳沼 行) 感想

4840116350ふたつのスピカ 11 (11)
柳沼 行
メディアファクトリー 2006-11-22

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【感想】
自分から何かをはじめなければ、ぜったいに始まりはしない。そして、始めてさえしまえば、必ずいっしょにいてくれる仲間がいる。でもなあ。それって、ものすごく勇気がいることだと思うのだ。勇気を持てるかどうかっていうのは、やっぱりとても大切なことなんですよね。その勇気をくれるのが、友達。なんだか、メビウスの輪のようだ。友達がいるから勇気を持てる。勇気をくれるのは友達。
ああ、そうか。友達を待っていてはだめなんだな。そう、その通りだと思う。「ともだちを貶されたら、怒るのが普通でしょ」なんていうようになったマリカのようになることができればよいのにね。

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『男の操 (上)』 (業田 良家) 感想

409181025X男の操 上 (1)
業田 良家
小学館 2006-11-30

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【感想】
五木みさお は売れない演歌歌手。ただ一曲の持ち歌「男の操」を街頭や健康ランドで営業してまわる日々。しかし、彼にはいつかは紅白に出演するという夢があった……。
何気なく立ち読みしはじめた「ビックコミック」の連載だけど、ここまではまるとは自分でも思っていなかった。すでに鬼籍の人でありビデオでのみしか登場しないのに、生きている人以上にみさおを気遣い、時にはアクロバティックなリアクションをする妻の純子さん。もしかしたら、みさお以上に演歌の心を掴んでいるんじゃないかと思える娘のあわれちゃん。なぜか、みさおをいびり続ける芸能プロの深情社長。そして、みさおの様子を盗み聞きしている、隣の万田さん。登場人物たちは一癖も二癖もあるのに、それでもみさおの歌が大好きなのだ。
最初は単なるシュールな話としか思ってなかったのだけれど、後半のあまりにも静かで深い盛り上がりは、いったい何なのさ。あれは、最初から計画されていた結末だったのだろうか?そうだとも思えるし、そうではないとも思えるのだな。不覚にも、そう不覚にも感動してしまい、最終回を迎えるまでの何回かは「ビックコミック」を読むのがとても楽しみだった。
下巻が12月26日発売なのは、深謀遠慮ですね。ふだんは紅白の、それも演歌のところはほとんど見ないのだけれど、なんだか今年は見てみようかな、とか思っている。もちろん、下巻はしっかり買う予定。

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『ウルトラマン THE FIRST 2』 (高田 裕三) 感想

4048540629ウルトラマンTHE FIRST (2)
高田 裕三
角川書店 2006-12-01

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【感想】
これもずいぶん待った第2巻です。「ミロガンダの秘密」編と「バラージの青い石」編を収録。前者は、後半部分がかなりアレンジされてます。しかも、このラストシーンは!思わず唸りますね。後者は最後までは収録されていないので、欲求不満になりました。しかも、いちばんいいシーンで切れてる。このあとどうなるのよ?いつまで待てばコミックスの次が出るのよ?

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『キカイダー02 7』 (MEIMU) 感想

4047138908キカイダー02 (7)
石ノ森 章太郎 MEIMU
角川書店 2006-12-01

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【感想】
掲載雑誌が休刊したりで延び延びになっていた最終巻。前巻から2年半か……。待ったかいがあって、なかなかに衝撃的な展開です。とりわけ、光明寺博士の思う「良心回路」の意味あいには、考え込まざるをえないと思いますね。

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『鋼の錬金術師 15』 (荒川 弘) 感想

4757518129鋼の錬金術師 15 (15)
荒川 弘
スクウェア・エニックス 2006-11-22

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【感想】
そうか。前巻末のホークアイ中尉の背中は、そういうことだったか。
「私が道を踏み外したら その手で私を撃ち殺せ」か。イシュヴァールの惨劇がロイ・マスタングに残した何かは、エルリック兄弟が背負うものに勝るとも劣らないということだ。だからこそ彼は「焔の錬金術師」たりえるのだな。

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『仮面ライダーSPIRITS 11』 (村枝 賢一) 感想

4063492656仮面ライダーSPIRITS 11 (11)
石ノ森 章太郎 村枝 賢一
講談社 2006-11-22

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【感想】 今日も今日とて休日出勤。でも、帰りにこれを買うことができたからよかった。とか、「よかったさがし」をしないといけないような仕事の状況です。 「お前は仮面ライダーを名乗る事で弱くなった」か……。身にしみる言葉だな。技を使えないなら使えないなりに戦うしかない。仮面ライダーを名乗るって、どういうことなんだろうと考えなければなりませんね。新人の頃に、よく会社で先輩社員に言われました。「お前はプロか?プロってなんやねん?」 その正確な答えは未だにみつかりませんが、あえて言うのであれば、「どんな状況にあってもそれなりの結果を出すのがプロ」ってことだと思うですよ。ライダーの条件はそれより厳しいのだろうな。これを読んで、もう少しがんばろうと思いましたです。

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『手紙』 (東野 圭吾 ) 感想

4167110113手紙
東野 圭吾
文藝春秋 2006-10

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【感想】
直貴のもとには、彼の大学入学金欲しさに強盗殺人の罪を犯した兄から毎月手紙が届く……。重い話です。直貴の人生の転機ごとに、彼が強盗殺人犯の弟だという事実がついてまわるわけですから。人間というのは、自分とはちょっとでも違う者に対しては容赦がありません。その容赦のなさがこれでもかこれでもかと直貴を苦しめる。差別のない世界なんていうのは、しょせんは幻想なのかもしれない。
犯罪を犯すと、その家族がどうなるのかということを克明に描き出しているわけですが、直貴自身はいろいろな才能にめぐまれた人間です。これが、もしも自分のようなふつうの人間であれば、直貴ほどの行動ができるのかということを考え考え読みました。ただ、最後の最後まで、ぼくにとっては謎だったのが、由実子という女性です。直貴自身も含め、他の登場人物たちの行動には大いに共感することができるのですが、由実子の行動にだけは不自然さというか納得できない点が多すぎました。ふつう、人はそうは動かないだろう、と思ってしまうわけです。もっとも、限りなく残酷になれるのも人間ならば、由実子のように限りなく優しくなれるのも同じ人間であるのかもしれません。

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『邪魅の雫』 (京極 夏彦) 感想

4061824384邪魅の雫
京極 夏彦
講談社 2006-09-27

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【感想】
発売日当日に買ったわりには、最初の何十頁かがまったく頭に入らずに何度か読み返したりして、かなり時間を食ってしまった。どうもよく人間関係が飲み込めんな、などと思っていたのだが、そもそもそういう話だったのだな。いつもに比べると、事件がなんとなく地味なような気もするがどうか?それとも、地味な感じなのは榎木津が表面に出てこなかったせいなのか?シリーズの中で榎木津が果たしている役割に、これまでいささか釈然としないものを感じていたのであるが、してみると物語の中でもふれられているように、京極堂と榎木津はセットで考えるべきであるのか?いずれにせよ、榎木津とは何者であるのかをこれまでにも増して考えさせられたようである。
それと、本筋とは関係なく、肚に響いたのが藤村老刑事の言葉。とりわけ「要はな、それぞれが肚据えてりゃ済むことなんだよ。足が確乎り歩いてりゃ頭が四つあったって転びやしねえのだ」という箇所。まこと汗顔の至り。そのとおりだな、と思う。思うがなかなかその心境には達さない。

今回、本を購入したのとは別の書店で「平成十八年度版 京極夏彦全作品解説書」という冊子をいただくことができました。この小冊子、店頭に並んでいたり、購入時に配布したりと書店毎に対応はさまざまのようでした。あやうく入手し損ねるところでしたよ。

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『グイン・サーガ110 快楽の都』 (栗本 薫) 感想

4150308632快楽の都―グイン・サーガ〈110〉
栗本 薫
早川書房 2006-10

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【感想】 めずらしく、これはグインの作戦ミスなのか?それとも、この110巻だけだと、いかにも本筋に関係なさそうな展開に作者の何かたくらみがあるのか? それはそうと、スイランというのは、やっぱりゴーラの手の者なんでしょうかね?グインともマリウスとも直接の面識がないイシュトの側近??いずれにせよ、次巻を待つしかないですね。

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『ウルトラファイト 番外地』 (唐沢なをき) 感想

4048539973ウルトラファイト番外地
唐沢 なをき
角川書店 2006-08-26

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【感想】
『ウルトラファイト』をネタにしたコミックス。『ウルトラファイト』が記憶にある方ならば、なおいっそう楽しめるのだろうが、これ単体でももちろん面白い。『ウルトラファイト』という番組はじつは観た記憶があんまりないのが悔しいぞ。平日の帯番組で夕方にやってたとのことなんだが、それだったら観てないわけなんだがなあ。関西では放送時間が異なったりしてたのか?何度か観たそれは、朝にやってたという記憶があるのだが????
このコミックスを読んで、『ウルトラファイト』のDVD欲しくなったけど、BOXでしか売ってないのだね。ちょっと手が出ないのが更に悔しく、渇望感に似たものすら感じてしまう。ウルトラファイト造型の限定ソフビつきのアルティメットBOXなんてのもあるのか。

B000CBNYCSウルトラファイト スーパーアルティメットBOX
特撮(映像)
ユニバーサルミュージック 2006-06-28

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B000CBNYBOウルトラファイト DVD BOX
特撮(映像)
ユニバーサルミュージック 2006-06-28

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『貸本まんが復刻版 墓場鬼太郎 2』 (水木 しげる) 感想

4041929148墓場鬼太郎 (2) 貸本まんが復刻版
水木 しげる
角川書店 2006-09-22

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【感想】
2巻になると、今の鬼太郎に近づいた感じになりますね。少なくても、1巻のオドロオドロした感じはありません。ねずみ男は馴染み深い姿になりつつあるし、児啼爺や砂かけ婆、塗壁もすでに登場している。おどろいたのは、猫娘ですよ。最初はこんなだったのか、うーむ。これは、見知っている今の猫娘と同一人物なのだろうか?3巻が楽しみです。

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『風の影』 (カルロス・ルイス サフォン) 感想

4087605086風の影〈上〉
カルロス・ルイス サフォン Carlos Ruiz Zaf´on 木村 裕美
集英社 2006-07

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4087605094風の影〈下〉
カルロス・ルイス サフォン Carlos Ruiz Zaf´on 木村 裕美
集英社 2006-07

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【感想】
1945年のバルセロナ。もうすぐ11歳を迎える少年ダニエルは、古書店主である父に連れられて、『忘れられた本の墓場』を訪れる。父は言う「この場所にはじめて来た人間には、ひとつきまりがある」と。それは、一冊の本を選び、それを一生大事にするというものだった。ダニエルが選んだ本は、フリアン・カラックス作『風の影』。謎の作家カラックスにダニエルは魅かれていく……。

少年時代に出会う本というのは特別なものだ。本好きの人であれば、たいていそういう記憶を持っているに違いない。あの時、あの本に出会わなければ今の自分はないのではないか?そう感じるであろう。この物語の主人公ダニエルの場合は、そうした作用がさらに大きく働く。『風の影』を手にした時から運命が大きく動きはじめ、まるでカラックスその人の運命を辿るかのように混沌としていく。単純に面白い話ではないと思う。軽く読み飛ばすような話ではないということだ。重厚な物語に耽溺し、頁を繰るたびにためいきをつきたい人向きである。<この一冊が、そんな魔力で、以来ずっと、ぼくを虜にしつづける本になる> そう、そんな魔力を秘めた物語であると思う。

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『強殖装甲ガイバー 24』 (高屋 良樹) 感想

404713855X強殖装甲ガイバー (24)
高屋 良樹
角川書店 2006-09-21

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【感想】
敵がどんどん巨大化していきますね。しかし、獣神将がこうも人数欠けてくると、アルカンフェルの他に12人揃ってどうのという設定が今後どういう方向に向かっていくのか興味深いです。獣神将といえば、何巻か前で生きていることが判明したギュオーとか、その後出てこないけどどうなったんだろう?

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『λに歯がない』 (森 博嗣) 感想

4061824988λに歯がない
森 博嗣
講談社 2006-09-06

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【感想】 例によって、本筋の謎解きはおいておいて、シリーズ枠としての謎とふたりの行方にばかり目がいきます。 まずは、ふたりの行方のほう。<朝食のときに><風水のためではなかった>いつもながら曖昧な表現だなあ、とにやにやする。でも、「あれ、ここって、禁煙?」というのはどうなのか?<ここ>ってどこだろう?下世話だと思いながらも気になるなあ。 そして、シリーズの謎としてはやはり赤柳の正体ですね。保呂草を「かなり昔の友人」「そいつ」。うーん、微妙。そしてラストシーン。この男女はやはり彼と彼女ですよね。<二人の間に浮かんでいた微妙な感情>に思いをはせられるのも、シリーズ通読している人だけに許された特権というものでしょう。

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『にしむく士 三巻』 (大和 和紀) 感想

406370341Xにしむく士(さむらい) (3巻)
大和 和紀
講談社 2006-09

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【感想】
この三巻にて完結。コメディではあるのですが、考えさせられる箇所もあったりしました。「退屈だからこそ見えてくるもの」大切にしたいものです。
第19話の狐のお面に、『アラミス'78』のMessage15「悲劇はスキップで」での仮面舞踏会をちょっと思い出したり。過去回想ものとお面はセットなのか……。まあ、そうしないと、顔を知っていたことになって成り立ちませんものね。

4062603225アラミス’78 (2)
大和 和紀
講談社 1997-04

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『みきおとミキオ』 (藤子・F・不二雄) 感想

4091941419みきおとミキオ
藤子・F・不二雄
小学館 2006-09

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【感想】
ずっと昔に読んだ記憶があって、懐かしい気持ちになりました。ドラえもんのように特別な力を持った登場人物はいなくて、あくまでも現在のみきおと100年後のミキオの日常のギャップをテーマにしているところが面白いですね。巻末にダイジェストが掲載されている収録を割愛された話も読んでみたいですね。
あと、文庫化していない作品としては『バケルくん』とかがあると思うのですが、予定はないのでしょうかね?

4091481418バケルくん 1 (1)
藤子・F・不二雄
小学館 2005-02-01

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『黒く塗れ 髪結い伊三次捕物余話』 (宇江佐 真理) 感想

4167640066黒く塗れ―髪結い伊三次捕物余話
宇江佐 真理
文藝春秋 2006-09

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【感想】
・「蓮華往生」 生まれてくる方法は選べぬが、死に方は選びたいと思うが人情か。生死の対比が鮮やか。
・「畏れ入谷の」 <奉公していたお屋敷のお殿さん>とぼかすあたり、伊三次らしい。上司の悪口を言うときにイニシヤルで呼ぶようなものだ。こういう話はやりきれぬ。
・「夢おぼろ」 これはぜひ後日譚が読みたい話。これはこれで、うまくいくのではないかな。「畏れ入谷の」が重かった分、ちょっと救われた気分になった。
・「月に霞はどでごんす」 <月に葦、浮いたばかりの土左衛門>は、半村良氏が色紙によく書かれた句であったと記憶する。「およね平吉時穴道行」では、この句は平吉の作にしてあったか?それとも、平吉は大川に月がかかった絵を描いて、それに京伝が句をつけたのであったか?記憶さだかならず。
これにて無事に伊与太が生まれ、物語は別の局面に入っていくのだろう。このシリーズに艶っぽさは欠かせぬと思うので、そのあたりとのバランスを期待している。
・「黒く塗れ」 面白い題名だ。しかもオカルトもの。シリーズのこの一筋縄ではいかないところが好きなのである。
・「慈雨」 『さんだらぼっち』の一編「ほがらほがらと照る陽射し」の後日譚。この<陽射し>がやけにつらかったのに比べ、やさしい<慈雨>で締めくくられる。伊三次の立場と心境の変化がなければ、でもこうはならなかったのではないかと思う。「そなたは神か仏か」か。人はけっきょく自分自身ですべてを決めるしかないのだ。

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『眠らない少女』 (高橋 克彦) 感想

4041704170眠らない少女―高橋克彦自薦短編集
高橋 克彦
角川書店 2006-08

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【感想】
自薦短篇集。作者の様々な面がこの一冊で楽しめる。
・「眠らない少女」 ラストがいささか強引な気もするのだが、それにしても怖ろしい。 この編のメインとなるテーマが、その後さまざまに形を変えて氏の短編にあらわれていることを考えると興味深い。
・「卒業写真」 これなどは、自分の身にも起こりそうな気がする。人の記憶の曖昧さ、不可思議さについては、高橋作品を読むたびに思い知らされる。
・「歌麿の首」 題名の通り浮世絵もの。この方面の作品が多いのだし、面白い。むしろ、ぼくのように記憶シリーズから読み始めたというほうが珍しいのか?
・「子をとろ子とろ」 怖いというよりは気持ち悪いという感じ。こういう生理的嫌悪感と精神的怖さが絶妙にまざっている。取材をもとにした、などと言われるとなおさらである。
・「星の塔」 既読。感想はここに。
・「ゆきどまり」 何度も読み返したのだが、読み返すたびに混乱した。時間的な混乱も、氏の作品に特徴的な性質だと思う。
・「ねじれた記憶」 既読。感想はここに。大好きな作品です。
・「紙の蜻蛉」 幼い少女の中に甦った江戸時代の人形師を主人公とした『ドールズ』というシリーズの一編とのこと。面白い設定である。人形師・目吉と少女・怜の落差がよい。輪廻転生もので、こういうシリーズがあるとは知らなかった。ぜひ、別の作品も読んでみたいと思う。

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『霧の訪問者 薬師寺涼子の怪奇事件簿』 (田中 芳樹) 感想

4061824996霧の訪問者 薬師寺涼子の怪奇事件簿
田中芳樹 講談社ノベルズ
講談社 2006-08-25

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【感想】
このシリーズは、毎回モンスターが敵役というのが定番なんだけれど、そういう意味では今回はちょっと迫力に欠けるというか、お涼がパワーを持て余し気味では、と思ってしまった。まあ、それは、「霧の訪問者」の怪物の設定がああなのだから、仕方ないのか。というか、げに恐ろしきは人間の欲望といったところか。
お涼に対する泉田のボケぶりは健在。「何よ、あたしが列車に乗るのはおかしいとでもいうの」「うるさいな、いろいろとつごうがあるの!」くらいのところが可愛くてよい。「モットダイジナトコロデドウシテドウサツリョクガハタラカナインダ」になると行きすぎかなあというか、これで<よく意味のわからないつぶやき>にされてしまうと、お涼が可哀相な気もします。

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『貸本まんが復刻版 墓場鬼太郎 1』 (水木 しげる) 感想

404192913X墓場鬼太郎 (1)
水木 しげる
角川書店 2006-08

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【感想】
鬼太郎の誕生エピソードを含む貸本まんが復刻版。当時の貸本の表紙や目次も収録されていて、カラー頁あり。10年ほど前に単行本で出ていたらしいが知らなかった。これは、その文庫化とのこと。
ストーリーそのものは、昔、朝日ソノラマだったかで出ていたもので読んだことがある。鬼太郎も目玉親父も、現代よりもかなり気持ち悪い。この巻でもそうだけれど、鬼太郎が必ずしも正義の味方というわけでもないのも興味深い部分。こういう本が文庫で出てくれるのだから、妖怪ブームというのもありがたいものでさる。

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『仮面ライダーSPIRITS 10』 (村枝 賢一) 感想

4063492559仮面ライダーSPIRITS 10 (10)
石ノ森 章太郎 村枝 賢一
講談社 2006-08-23

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【感想】 早いもので、もう十巻ですね。「この体じゃあライダーの能力には遠く及ばねえ だがな…… 魂くらい… 魂くらいは……」 滝さんの熱き言葉が人々を揺り動かす。SPIRITSの由縁はこれですね。この物語がすばらしいのは、単に仮面ライダーへのノスタルジイであるだけでなく、生き様を伝えているからです。しかも、それを人間・滝から語らせるシーンが多いあたりが、ぐっとくるのですよね。

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『にしむく士 二巻』 (大和 和紀) 感想

4063703347にしむく士(さむらい) (2巻)
大和 和紀
講談社 2006-08

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【感想】 一巻が面白かったので、続けて購入。 前半に収録されている、なぞの上司・尾花様の若かりし日を描いた特別長編「青葉繁れる」がいい感じです。人に歴史ありなどと申しますが、ああいう人物が出来上がるには、それなりの経験があってのこと、ということですね。

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『愛のひだりがわ』(筒井 康隆) 感想

4101171491愛のひだりがわ
筒井 康隆
新潮社 2006-07

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【感想】 今の現実の世界よりも、少し破壊的な傾向がある虚構の日本を、左腕の不自由な少女 愛が父親を探して旅をするお話。愛の左側には、彼女を助けるかのように、次々に人々との出会いがあり、そして別れがある。 犬に噛まれて手が不自由になった少女が、犬の言葉を理解し、最初の旅の道連れにその犬を選ぶというところが、考えさせられる。そして、愛が出会う人々も、即座には旅の道連れとしてふさわしいのかどうか、いちいち考え込んでしまう。この世には、こういうふうに善悪がごたまぜになっていて、そのふたつを分けることも、また避けることも難しいのだな、とあたりまえのことを今さらのように考えた。 だいたい、父親・母親探しをテーマにした昔の名作であれば、辿りつくことがイコール結末であり、ハッピーなものだったが、そのあたりもさすがに一筋縄ではいかない。 自分がこれまで通ってきた道と、自身の左側について懐旧するような読み方をしてしまったのは、ぼくが年をとった証拠であろうか?若者がどのようにこれを読むのか、とても興味がありますね。

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『にしむく士(さむらい) 1』 (大和 和紀) 感想

4063703339にしむく士(さむらい) (1巻)
大和 和紀
講談社 2006-08

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【感想】
ユーモア時代劇なんだけど、その中でも人生の真実を突いておるなあ。深い。こうしてみれば、下級武士などというのは、現代のサラリーマンとご同様なのだよね。これ読んで思うのだけれど、やはり上司にはめぐまれたいものですね。

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『ポットショットの銃弾』 (ロバート・B. パーカー) 感想

4150756899ポットショットの銃弾
ロバート・B. パーカー Robert B. Parker 菊池 光
早川書房 2006-08

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【感想】
スペンサー版『荒野の七人』なのだそうだ。ホーク、ヴィニイ・モリス、ボビイ・ホース、チョヨ、バーナード・J・フォーチュナト、テディ・サップ。ホークとヴィニイ以外は常連というわけではないが、一癖も二癖もある連中ばかりである。ほとんど読んでいて楽しいのだが、中に「パールは老いてきた」という箇