« あれから12年 | トップページ | 『生物彗星WoO』 第7回 新たなる恐怖 »

『おそらくは夢を』 (ロバート・B・パーカー) 感想

4150756902おそらくは夢を
ロバート B.パーカー 石田 善彦
早川書房 2007-01

by G-Tools
【感想】

チャンドラーの『大いなる眠り』の続編として書かれたパーカー版のマーロウもの第2弾。1992年に『夢を見るかもしれない』という題名で和訳されたものを改題。以前に読んだ『プードル・スプリングス物語』よりも、こちらのほうがよりチャンドラーの雰囲気を伝えているとは思うのだけれど、パーカーの作品として読んだ場合は『プードル・スプリングス物語』のほうが面白かったと思う。なぜだろうと考えてみたのだけれど、きっと『おそらくは夢を』のマーロウは、生き方が徹底してハードボイルドで、悩むところがあまり感じられないからではなかろうかと思う。妙な言い方かもしれないが、このパーカー版のマーロウもの2作品を読み比べてみると、スペンサーがスペンサーであるのはスーザンが存在するからに他ならないということが、より鮮明になるような気がする。

4488131018大いなる眠り
レイモンド・チャンドラー 双葉 十三郎
東京創元社 1959-08

by G-Tools
4150756694プードル・スプリングス物語
レイモンド チャンドラー ロバート・B. パーカー Raymond Chandler
早川書房 1997-01

by G-Tools

|

読書遍歴2007」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/5613/13789794

この記事へのトラックバック一覧です: 『おそらくは夢を』 (ロバート・B・パーカー) 感想:

コメント

コメントを書く




コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。