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『キャプテン・フューチャー全集11 鉄の神経お許しを 他全短編』 (エドモンド・ハミルトン) 感想

全集の最終巻は、<スタートリング>誌に発表された全短編。

「キャプテン・フューチャーの帰還」
この話を短編にしてしまうのは惜しいように思います。長編で読みたかったです。

「太陽の子供たち」
カーティスのこういうところが強調されている場面は、この話と「忘れじの月」の他に思い当たらないので、とても興味深いです。

「衛星タイタンの<歌い鳥>」
なぜオットーが変装するのではいけなかったのか?と言ってしまうと話が成り立たないか。サイモン・ライトの心中などというのは、この作品世界において最も不可解なもののひとつではないかと思う。

「鉄の神経お許しを」
CF短編の代名詞であるこの短編を通して読むのはじつは初めて。昔、『SF英雄群像』で紹介されていたのを読んだくらい。ある意味、これまでの長編の味わいにいちばん近いような気がします。

「忘れじの月」
「太陽の子供たち」とこれは物悲しい感じがします。

「もう地球人では……」
いちばん面白かったです。題名の意味に思わずニヤリとしますね。

「<物質生成の場>の秘密」
これも長編向きの話のように思います。この短さだと欲求不満が……。

後半の「フューチャーメンとその仲間たち」に収録されている17編のサイドストーリーは、それぞれ面白く読むことができました。とくに「キャプテン・フューチャーのもっとも不思議な冒険」は好きですね。前半のいわゆる短編よりも、それぞれニヤニヤしながら読むことができていい感じでした。

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