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2008/09/07

『家族の時代』 (清水義範) 感想

49年連れ添った両親が大祖母の三回忌の席で突然に離婚を宣言、仲がわるくなったわけでもないふたりがどうしてそのようなことを言い出したのか判らない家族は大騒ぎという物語である。
長男、長女、次女それぞれの家庭の事情を時には鋭く時にはコミカルに描き出しながら遺産相続という問題に焦点をしぼっていくやりかたはいつもながらに思わずうなってしまうほどうまい。この三つの家族というのがいかにもありそうな日本の今日的悩みをそれぞれにかかえていてとてもリアルなのである。それでいて深刻にはならないところもじつにいい。
この夫婦の考え出した作戦とその甘くほろ苦い結末には思わずニヤリとしてしまう。(1998/08/30)

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