2022年12月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
無料ブログはココログ

« 『枯れ蔵』(永井するみ) 感想 | トップページ | 『グイン・サーガ70 豹頭王の誕生』(栗本薫) 感想 »

2008/11/30

『どすこい(仮)』(京極夏彦) 感想

仮……仮って何だ?とまずは思う。手にとってその異様なまでに暑苦しいカヴァーとか妙な感じの手触りに妙に不安になる。しかし、これではデブは人間ではないようではないですか?ううむ、笑えない、笑えないぞ(笑)。変な装丁だと思っていたら「求道の果て」の日記に吉田戦車の『伝染るんです』と同じ方の想定だと書いてあった。なるほど。
そもそも、笑いと恐怖ってのは突き詰めれば同じもの、ひとつの感情の裏表なんだから、京極ユーモアってことは、もしかして怖いのか?とか思っておったのですが、これはどう書いてよいものか?あああああ、なんというか、ひたすらに莫迦らしい?途中からパロディのような気もぜんぜんしなくなってしまったしなあ。『仮名手本忠臣蔵』の幕間に演じられたのが『東海道四谷怪談』だから、『嗤う伊右衛門』の幕間にこれを?ううむ、動機はどうあれ、要するにこれは……地響きがすると思っていただくほかないのであろうか????? (2000.02.12)

※AmazonLinkは文庫版のものです。

« 『枯れ蔵』(永井するみ) 感想 | トップページ | 『グイン・サーガ70 豹頭王の誕生』(栗本薫) 感想 »

2000年の読書遍歴」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『どすこい(仮)』(京極夏彦) 感想:

« 『枯れ蔵』(永井するみ) 感想 | トップページ | 『グイン・サーガ70 豹頭王の誕生』(栗本薫) 感想 »