『世紀末サーカス 異形コレクション』 (井上雅彦編) 感想
読むのが前後してしまったけれど、異形コレクションの第4巻。今回は何となく肌に合わないものが多かったんだけれどどうしてだろう?サーカスというものにもっとぼくはちがう味を要求しているのかもしれない。というわけで今回は3作品のみですが、
藤田雅矢の「暖かなテント」サーカスにまつわる怪談というのは意外に多いかもしれない。あの箱の中、どのようになっているか一度のぞいてみたいものである。
平山夢明の「Ωの聖餐」これこれ、やはりこういう作品を読みたいですね。こういうのを期待しているからこそ異形コレクションを買い続けるわけですよ。秀逸。
竹河聖の「サダコ」ふだんホラーを読まない方々にも有名な例のサダコさんとは無関係。これはそれこそ映像にはできないですよね。スラップスティックな怪作だと思います。(2000.05.06)
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