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2009/03/14

『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』 感想

GYAOで3月27日まで全話無料公開されているので、『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』を通して観ることができました。
惑星ボリスを舞台にした前シリーズでは、主人公であるレイの秘密やレイとZAP SPACYの隊員たちとの確執がストーリーの主軸にあるため、どうも生真面目で暗い感じがすると思っていました。加えて、怪獣に自分の代理として戦いを担わせるというやりかたが、やっぱりどうも好きになれなかったのです。セブンもカプセル怪獣を戦わせることがありますが、あれはどちらかといえば緊急避難措置であり、自分も戦闘に参加するのですからちょっと意味がちがうと思います。
今シリーズNEOでは、すでにレイの正体が明らかになっており、前シリーズの終盤でケイトが口にしたレイオニクス同士の戦いが主軸になっています。そしてレイオニクスはいろいろな宇宙人なのですね。前シリーズが怪獣主体のウルトラマンの味わいなら、今回は封印されているのがセブンということもあり、宇宙人主体のストーリー展開というところでしょうか。
そういう意味では、序盤から敵役で登場するペダン星人ダイルが、戦いを通してじょじょに判り合える存在になっていくのが興味深いです。ペダン星と地球はセブンの時代から浅からぬ因縁があるわけです。まだペダン星人全体と分かり合うことはたとえできなくても、かつてダンが口にした「約束」が、遠からぬ世代では現実のものとなるにちがいありません。
また、今回は真面目ばかりではないのがうれしいですね。その代表がレイの最大のライバルとして登場するキール星人グランデです。この残酷さと軽いノリの口調の絶妙な同居は、ウルトラシリーズで他にちょっと思いつかない特異なキャラになってます。最高ですね。「おまえの美人のお姉ちゃんを紹介しろよ」なんて台詞、かつてのウルトラシリーズではありえませんでした。それに、戦いがすべてのレイオニクスではなく事情を抱えていることも終盤で告白しています。複雑なキャラですね。ある意味、主人公を喰ってしまっています。グランデが活躍する第6話「史上最強のレイオニクス」、第7話「第二覚醒」、第12話「グランデの挑戦」、そして最終回は必見です。
あと、遊び要素としては第8話「潜入者を撃て」でザラブ星人があいかわらずの偽物ぶりを披露してくれる脱力エピソードもいい感じでした。

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