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2009/04/29

『秋期限定栗きんとん事件 (下)』 (米澤穂信) 感想

上巻を読んだ時点で、トリックそのものはともかくとして物語の流れはなんとなく判るような気がしていた。まあ、大筋考えていた通りの展開といえば、その通り。
恋愛というのは、およそ勘違いと思い込みが大きな要素を占めることが多々あるのではないか。「あばたもえくぼ」と昔から言う。けれど、かわいそうだが登場人物の仲丸さんの主張におよそ同意するこができない。彼女は自分のテリトリーの中でだけ小鳩くんを理解しようとして、平行線のまま失敗しているわけだ。小鳩くんに感情移入して読んでいると、おいてきぼりを喰らったような気分になる。「ジョーって呼んでいい?」なんていう台詞が、彼女のそういうところを代表しているのではないか?理解できないなら、まず相手に確認してみてはどうか?いや、理解できてないことがそもそも理解できてないのか。では無理だ。これはもちろん小佐内・瓜野にもあてはまる。
けっきょく、「次善の選択肢」に頼るしかないわけであるが、そういう表現でお互いを語り合えることは、果たして幸福なのか不幸なのか?勘違いが極小である場合、それは恋愛なのであろうかな?(2009/03)

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