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2009/05/17

『アラミスと呼ばれた女』 (宇江佐真理) 感想

出島で働くお柳は、通詞である父親からフランス語の手ほどきを受ける。女人禁制の通詞という職業にあこがれるお柳は、後に榎本武揚と呼ばれる男との出会うのであった。

戊辰戦争前後を舞台にしたアラミスと呼ばれた男装の通詞の物語。読了して、こんなにも辛い思いがするのはどうしてだろう?お柳の榎本武揚への思いがなかなか報われないからか、それとも男装してまで通詞としての役目を通すという、その時代性にか。ちょっと息苦しい。お柳に男装させてもいいとは思うのだが、なんだか重いのであるよ。いや、重くても、報われる恋の結果とか職務の達成感とかあればよかったのではないか?あるいは、譲りに譲って生活の安堵感でもいい。だから、とりわけ、大塚とのエピソードは、得心がいかぬ。お柳に感情移入できぬ。それとも、年をとるとわかるようになるのだろうかな。「皆んな、なかったも同然」といった心持ちも。それはなんだか寂しすぎるような気がするのだよ。(2009/05/17)

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