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2009/09/05

『冷たい銃声』(ロバート・P・パーカー) 感想

背中からとはいえ、あのホークが銃で撃たれ、重傷。『背信』にも登場したホークの恋人セシルは、見舞いに来るのを拒むホークについて言う。「彼は自分の中に籠もって、癪に障るほど充足していて、ただそこにいるだけだわ」それは、かつてスペンサーとスーザンが対峙しなければならなかった問題と同じ。自分自身において無欠であることは、けっきょく他者の疎外によってのみしか成立しないのか?スーザンとスペンサーは、その答えを見つけようとして紆余曲折あったわけだが、今は落ち着いている。ではホークは?セシルも含めて、ホークの恋人として登場した女性たちが、人間のフィジカル面を扱う医者であることと、スーザンが精神科医なのは、婉曲な暗喩なのかもしれんな、とか、ちょっと思った。「お前は変わらない。おれは変わらない。結構だ。おれたちがその点について争わないかぎり」とホーク。ある意味ヴォルテールより徹底している?それについて争わないのが愛だとは、やはりどにも思えない。争うけれど、スーザンのようにそれを超えた何かを探すのが愛なのでは?

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