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2010/09/26

『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 』 (岩崎夏海) 感想

ビジネス書である、流行の本である、ある意味なんだか可愛い、と自分では購入しないであろう要素が三拍子揃っている(笑)。 でも、子供が買ってきたので遅ればせながら読んでみた。
なかなか面白くて楽しめるのだが、物語として考えた場合は地の文が説明的すぎて心理描写に乏しい。いやいや、ビジネス書だからそれでいいのかな?ついでに、オリジナルのドラッガーの『マネジメント』というのは、自分のように中途半端な位置にいる人間が読んでも、だからどうなんだという感じになるのではないか?とかも思う。
成果主義であるのはビジネスの基本であるが、そのプロセスにはじつに様々な人間が関わる。人間を資産とみなし、成果に結びつくようにマネジメントする。この本の言っているのはそういうことだな。動機づけしてやり、方向を補正してやり、組織の中に役割を与える。そうなんだけど、それには人事権とか決裁権とか要るわけですよ。この本で言ってることを実践するには、上位の決定権がないとなあ。まあ、裏を返せば、まともな状態であれば上位の決定はそのようにされているのだから、成果に結びつくように個々の部品としてはどう動くべきかが類推できるということは言えよう。
物語の終盤、お約束な事態が起こるけれど、それをプロセスの否定と結びつけて語ったところに最も面白さを感じた。プロセスを成果より大事だと言うことは真摯さに欠ける。成果がすべて。問題はね、負けた時にも自分自身に対してそう言い切ることができるかどうかなんだよ。

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