『赤々煉恋』 (朱川湊人) 感想
短編集。「死体写真師」「レイニー・エレーン」「アタシの、いちばん、ほしいもの」「「私はフランセス」「いつか、静かの海に」の五編。
「アタシの、いちばんほしいもの」は、いわば『水銀虫』の「枯葉の日」の裏側か?死後というものについて、ふだん考えることを自分はしないが、ほんとうはどうなのだろうと考え込んだ。
「いつか、静かの海に」は美しい。ええと、こういう話を美しいと断言してしまっていいのだろうかと自分の思いに疑問を感じたりもするのだが、美しい。これは、この短編集全体にわたって言えることで、よく言えば耽美な、悪く言えば倒錯的な美を描いてある。好きな人にはたまらないだろうが、読んだ瞬間に拒絶反応を起こす人もいるだろう。でも、それでいいではないかと思う。
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コメント
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耽美な倒錯的な美も平凡じゃないから。
・・・という事なんでしょうね。だからこそ優しさも際立つのかも
しれません。
新作の『箱庭旅団』では、ホラー系は後退していますが、
すこし新たな方向に向かっているみたい。
この流れも楽しみ。
こちらにたどり着く前、↓のサイトを見つけて
読んでみたら、朱川さんの分析をしてました。
http://www.birthday-energy.co.jp/
もっと早く作家デビューして良かった、寄り道しすぎ
などなど、色々書いてありました。
もっと早くデビューしていてほしかった・・・は、賛成。
投稿: ウニック | 2012/07/05 00:26