『必殺仕事人2013』 感想
『必殺仕事人2013』を観ました。
「踊り子さんよ、死にたくなかったら今夜のことは口外無用だ」の必殺のセオリーを無視したダメダメさは別として、序盤の殺陣も、ナレーションの「あの世の地獄とこの世の地獄 どちらも地獄にかわりなし どっかで誰かが泣いてるかい そうかいそうかい そういうあんたにゃ他人事か 云わぬが花とは申されど ひとこと云わせていただきます あんたが見るか おいらが見るか 誰かが地獄を見なけりゃ終われねえ 善男善女にゃ 無縁の話で御座います」 なんてえのが過去作のタイトルを彷彿とさせているのも、いい感じだったのだがなあ。
レギュラーの仕立て屋の匳がほぼ活躍しない今回の展開、毎週やってる番組であればそれもありかもしれんが、1年に1回でこれは寂しくないか?中村獅童が演じる座坊を目立たせるたなんでしょうか?まあ、それならそれで仕方ないかとも思うのですが、キャラクタ的に力技で頸椎を折るというのはどうか?涼次が力技ではないのだけれど針で心臓破りだから、なんとなくかぶっているように思えてしまうのは、ぼくだけなのだろうか?それとさ、あの指先が赤く光るのは何で?仕事人は超能力者じゃないんだから、きちんと説明してほしいぞ。
説明してほしいといえば、最後で小五郎が露店で見つけた印籠は、本物だったのか?とか、あの大黒様に入っていた紙はけっきょく何だったのさ?店の権利書なの?とか、なんだか説明不足でもやもやしました。
あと、今回は里見浩太郎が悪役ということでかなり期待したのですが、親馬鹿の辻斬り野郎というのは、ちょっとどうなのよ、と思ってしまいました。もっと思い切った悪役になっていただいて、小五郎と思い切り立ち回りをやっていただきたかったです。
最後に、やはりエンドロールは昔のように縦書きでお願いしたいです。画面下に横スクロールってのは、いただけない。
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