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2014年7月に作成された記事

2014/07/27

『必殺仕事人2014』 感想

『必殺仕事人2014』をみました。
なんというか、じつに必殺らしい必殺でしたね。こういうシンプルなストーリーが好きです。仕立て屋の匳が抜けたあとで、どうするのかと思っていたのですが、新たなメンバーは、隆生。これまたジャニーズの知念侑季さん。もと坊主という設定で、力技でいくのかと期待したのですが、意外な武器で驚きました。終盤、仕事に向かう前に数珠を引きちぎるシーンは、今回随一の名場面だったと思います。また、佐々木希さん演じるおつうが可憐でした。流れからいくとどうなるかは目に見えているのですが、このまま何とか生き残ってレギュラーになってくれないかな、とか思いましたね。
ストーリーも、隆生が仕事人になる過程と、「お上のやることに間違いはない」といってその他大勢を切り捨てることへの痛烈な皮肉を軸に組み立てられていて、じつにいいです。びた銭一枚でも、殺るべき仕事は殺るという、ポリシーが前面に押し出されていて、そこも古くからのファンにはうれしい。序盤、食べるものもない少女から、びた銭のみで仕事請け負い、その結果、少女は飢え死にしてしまう。仕事人の殺しには、そういう業がついて回る。その業を背負うとはどういうことかというのが、今回のテーマのように思います。「新章、始まる」というキャプションにふさわしいものでした。

日本SF展・SFの国 に行ってきました

世田谷文学館で開催されている、「日本SF展・SFの国」に行ってきました。目玉は、初公開となる 『日本沈没』に関する、半村良から小松左京に宛てた手紙 です。
思えば、ウルトラマンだってゴジラだって、子供の時からあたりまえに自分の目の前にあったもので、それを享受してきたわけです。日本のSFそのものがそうだった。驚くような作品群に、十代初めから文庫本などで親しむことができたのは、とても幸せなことでした。小松左京、星新一、手塚治虫をはじめとして、それらのSFこそが、今の自分の読書傾向を決定的なものにしたのは間違いありません。それらを振り返るのは、とても不思議な気持ちがしました。懐かしい、というと正確ではないですね。なんなのでしょう、この気持ちは。それは、この展覧会の図録の装丁を見て抱くモヤモヤしたものに端的に表れていると思います。こういう装丁の本とか雑誌、それは、子供の頃にして、すでに新刊で買うものじゃなかったということです。小学校の図書室にいくらでもあった。先にそれを読んでいる人たちがたくさんいた。自分は、ずいぶんと後から追いかけているのだなあという、そういうことなのでしょう。そして、いつまで経っても追いつけることはないと、いつか判ってしまった。でも、ずっと追いかけているし、好きなままなのだな、きっと。
そうそう。展示の中に、大伴昌司の怪獣解剖図があったのだけれど、そのガラスケースの低い位置に小さな手形がいくつもついていました。子供たちが食い入るようにそれを見たのでしょう。今から追いかけ始める人もいるということですね。夢のような時間が、きっとその先には待っています。

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