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2022/11/26

【読書メモ・感想】『香水 -ある人殺しの物語-』 (パトリック・ジュースキント) 1997/5/17

何とも不思議な鼻の物語。十八世紀のフランスを舞台に調香に魅せられた男を描く。体臭がないという不思議な体質を持つ主人公は、究極の香りを求めて香水の材料をさがします。そしてかれが行き着いたものとは。体臭がない代わりに他人よりきわめて鋭敏な鼻を持つ主人公、香りフェチというか何というか、徐々に行動が奇妙になっていきます。彼の行き着いた芳香の原料には慄然としますが、この物語の結末部には何やら奇妙な感動さえ覚えてしまうのはどうしてでしょう。現代ドイツ文学の逸品です。(1997.05.17)

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