2022年12月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
無料ブログはココログ

« 【読書メモ・感想】『マイナス・ゼロ』(広瀬 正) 1997/6/8 | トップページ | 【読書メモ・感想】『香水 -ある人殺しの物語-』 (パトリック・ジュースキント) 1997/5/17 »

2022/11/26

【読書メモ・感想】『怪盗紳士ルパン』 (モーリス・ルブラン) 1997/5/18

アルセーヌ・ルパン全集の第1巻。ルパン対ホームズという図式を考えた時、ぼくはやはりルパン派なのだな。洒脱で軽妙、これルパンの持ち味ですよね。第1話の「ルパン逮捕される」は何とも言えない恋愛小説とも読めるし、第2話「獄中のアルセーヌ=ルパン」で脱獄可能なら最初からつかまらなければいいのにと皮肉をいうガニマールに「女がぼくをみつめていたのですよ」などと答えてしまうのがすばらしく粋じゃないですか。この恋は第1短編集の最終話「おそかりしシャーロック=ホームズ」で苦く思い出されるのですが...ルパンの恋って成就しないのがお約束なんだけど、長編『奇岩城』の結末なんかはその昔読んだときには泣いてしまったな。偕成社の全集なら、小学校高学年くらいから読めるのでは。他にお薦めなのは第14巻の『八点鐘』っていう連作短編集。(1997.05.18)

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

« 【読書メモ・感想】『マイナス・ゼロ』(広瀬 正) 1997/6/8 | トップページ | 【読書メモ・感想】『香水 -ある人殺しの物語-』 (パトリック・ジュースキント) 1997/5/17 »

1996年の読書遍歴」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

« 【読書メモ・感想】『マイナス・ゼロ』(広瀬 正) 1997/6/8 | トップページ | 【読書メモ・感想】『香水 -ある人殺しの物語-』 (パトリック・ジュースキント) 1997/5/17 »