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カテゴリー「【映画】その他」の2件の記事

2009/12/01

『時をかける少女』 (1983) 感想

GYAO で原田知世版の『時をかける少女』をやっているので観る。
映画の冒頭に「ひとが、現実よりも、理想の愛を知ったとき、それはひとにとって、幸福なのだろうか?不幸なのだろうか?」と表示される。現実と理想の愛は排反事象なのか?と、昔、同世代の目線で鑑賞した時にはあんまり気にならなかったことがいやに気になる。
この映画のストーリーは、言うまでもなく有名なので省くとしよう。尾道を舞台にしたノスタルジックな映像についても同じ。さて、問題はラスト数分だ。深町家の祖父母「このままずっと、ふたりなんでしょうかねえ」「ずっと、ふたりなんだろうねえ」 祖母は、あれからも孫のものを買い続けているようだ。大学に残り、薬学を志す和子。吾郎からの誘いの電話にもすげない感じ。大学の廊下で和子と一夫がぶつかる。一夫が実験室の場所を尋ねる。答える和子。去っていく和子を肩越しに少しだけ振り返る一夫。何かが気になったように、歩きだした一夫を目で追う和子。だが、そのまま、ふたたび歩きだす。
幸不幸を問うならば、幸福なのでは?あれほど「忘れない」と繰り返したのに思い出せないから不幸なのか?そうではあるまい。和子の中には確実に何かが残っているのである。たぶん、それを確かめるためだけに仕組まれた再会である。一夫の言った通り、記憶は失われた。祖母の言葉通り、この現実はこのまま続くのだ。でも、心は?一夫の介入により、吾郎との平凡な毎日は失われたのであろう。しかし、そこには理想の愛がある。

2009/10/11

『デーブ』 感想

GYAOで『デーブ』がやっていたので観る。
デーブは大統領のそっくりさん。1日だけの身代わりを引き受けるが、当の大統領は浮気中に脳卒中で倒れてしまう。はじめは、首席補佐官たちの言いなりに仕事をこなすのがせいいっぱいのデーブ。だが、福祉政策をめぐって首席補佐官と対立。政治というものを真剣に考えはじめる。
主演はケヴィン・クライン、夫と冷戦状態にあるファースト・レディにシガーニー・ウィーヴァー。
とにかくニヤニヤしながら観る。政治の裏舞台なんてこんなものかも。いや、もっとドロドロしているのだろうけれど、そこはコメディだからね。この映画を観て思うのは、政治に無関心じゃいけないということ。もちろん、映画のように素人に大統領の代理が勤まるはずはない。でも、デーブはけっきょく思うところあって物語の最後で決断するわけだよなあ。コメディなんだけど、深いと思う。