『ウルトラマンネクサス』Final episode絆-ネクサス-
ウルトラマンネクサスFinal episode絆-ネクサス-
すばらしい最終回でしたね。回数の短縮とかいろいろあったみたいで大変だったでしょうが、その中でじつに最後まで魅せてくれました。欲を言えば、DVDの最終巻あたりでディレクターズ・カット版をぜひ出してほしいです。
ついに正体を現したアンノウン・ハンド。ネクサスの光が適能者に受け継がれ増幅されてきたように、闇もまた着々とその憎悪を増幅させる手段をとっていたのですね。凪の両親が殺害されたことに、そのような深謀遠慮があったとは。18年も前からの計画とは念のいった話です。
詩織は石堀の凶弾に倒れ、凪は憎悪に囚われたままで第四の適能者として変身をこころみたためすべての力を石堀=ダーク・ザギに奪われてしまう。その後、孤門がこれまで励まされてきた凪を後先かえりみず助けに向かうところが、じつにいいシーンです。ふたりの手が繋がれた瞬間、ネクサスに光がよみがえるのがなんともいえません。市街地に瞬間移動したふたり、そしてエボルトラスターは孤門の手の中で脈動を……。
一方、やはり魅せてくれるのが和倉隊長。この方、シリーズ前半ではあんまり目立たない人だったんですが、後半の活躍たるやめざましい。前回の長台詞もよかったですが、何といっても今回は決めました。隊員をすべて失った形でひとり出撃準備し「出動!」の一言。そして、チェスターを救ったネクサスを見て、一目で孤門だと見分ける見識の高さ。隊長たるや、こうでなくてはね。こういう上司が欲しいよ、ほんとに。
そして、ダーク・ザギとネクサスの最終決戦。アンフェスから姫矢の思いを胸にジュネッスへ、そして憐の思いを胸にジュネッスブルーへ。しかし、ジュネッスの技もザギには通用しない。と、レテの影響から脱し、徐々に記憶を取り戻しつつある人々からウルトラマンへのエールが。このあたり、ティガの影響を感じたのはぼくだけではないでしょう。あれほど派手なウルトラマンとの同一化ではありませんが、やはり人々の思いを背負ったウルトラマンは強いです。期待はしてましたが、ここでやはりノアを出してくれたのが最高です。この最終回は、ネクサスのみならず、ウルトラNプロジェクトの集大成でもあるわけですね。欲を言えば、背中のノアイージスで時空を超越するところを見たかったな、とは思います。
そして、レテの影響が消えた世界。ビーストはいなくなったわけではないけれど、人々は力を合わせて戦っている。そして、その先頭にはナイトレーダーが。「あきらめるな」と少年に語りかける孤門隊員。そうだね、今の彼なら、リコがかつて言ったように「絶対守ってくれる」んだと信じられる。憐と瑞生のその後とか、松永管理官親娘がどうなったのかとか、子供の頃の孤門を助けたのはほんとうは誰だったのかとか、気になることはあるのだけれど、まずはこれにて大団円なのかな?
でもなあ。ダーク・ザギもノアも、エナジーコアの形状からしてあれはアンフェスではないの?ウルトラマンノアのジュネッス形態を見ることができる続編なんてのを、期待したいところだけれど、無理なのだろうなと思うとかなり悔しい。全体としていい作品だったと思うので、最初のほうで見るのをやめてしまった人には、ぜひ通して見ることをおすすめします。
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