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『バスが来ない』(清水義範)感想

徳間書店から出版されている清水義範の本はすべてレベルが高いなあ。かなり笑える。特にぼくが気に入ったのは「マイルド・ライト・スペシャル」。気に入りの銘柄の煙草が自動販売機に入っていないっていう話なんだけど、みなさん経験あり?ぼくが日常会社で吸っているのは“ピース・ミディアム”なんだけど、まさにこの状態。あれだけ宣伝しておいて、今はキオスクにさえ置いてない。うーん、この話のモデルは“ピース・ミディアム”なのか、それとも“マイルド・セブンFK”か。あと、興味深いのは「ねぶこもち艶笑譚」。清水義範にしてはめずらしく下ネタ風でもあることもだけど、これを読むとどうしても半村良の民話風の話を思いださずにはいられない。「庄内民話考」とか「能登怪異譚」とかね。やっぱりこれは師匠半村良のパスティーシュなのかなあ。初刊本あとがきも笑ってしまったぞ。"「きぼこおたく」は幻妙で客体化された物語である"んだそうだ。(2007/5/11)

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