« 『リオノーラの肖像』(ロバート・ゴダード) 感想 | トップページ | 『アクアリウム』(篠田節子)感想 »

『スナーク狩り』(宮部みゆき)感想

宮部みゆきってこのような作品も書くんだな、とちょっと意外な気がしました。まず、設定がチェイスものであるっていうこと。もうひとつは銃が報復の象徴として選ばれていることです。いつもよりアクション的要素が強いような気がします(もっともこれは1992年の作品ですが)。それにしても、この物語の登場人物たちってみんな何か哀しいですよね。ほんの少しだけ何かが足りない。ふつうの人ならふつうに持っている何か。それを登場人物たちはいろいろな理由で無くしてしまっているのですね。佐倉修治が追いつめたのはきっとその何かです。捕まえることができたのでしょうか?理解することができたのでしょうか?何だかちょっと後味の悪い幕切れだったと思います。(1997/6/15)

|

1997年06月の読書感想」カテゴリの記事

宮部みゆき」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/5613/40952579

この記事へのトラックバック一覧です: 『スナーク狩り』(宮部みゆき)感想:

コメント

コメントを書く




コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。