« 『腐りゆく天使』 (夢枕獏) 感想 | トップページ | 『上と外 3 神々と死者の迷宮(上)』 (恩田陸) 感想 »

2008年11月30日 (日)

『ロボットの夜 異形コレクション』 (井上雅彦編) 感想

さすがに、テーマがテーマだとSFっぽくなってうれしいですね。
「自立する者たち」(斎藤肇)に出てくるニニンバオというのはネーミングセンスがよいですねえ。そういえば、腕のよい職人さんの手の動きをロボットアームにシュミレートさせて品質向上を目指すというのは、実際にありましたね。
「保が還ってきた」(菊地秀行)往々にして、ロボットは過去の人間の似姿です。だがしかし、何のために……と考えると、狂気の一歩手前まで至ったことになるのでしょう。
「サバントとボク」(眉村卓)立場の逆転というサブテーマもロボットを語る上で欠かせませんね。哀切にして秀逸。古き良きSFです。
「LE389の任務」(岡本賢一)ハードなSF短編。すばらしい。ロボットとの心の交流ってのはよい。しかも、この場合は敵味方にはじまるわけですし。
「錠前屋」(高野史緒)こういうのは、どういえばよいのだろう。なるほど錠前屋ね。うーむ。
もう少し、人形というかオートマータっぽい話が多いほうがこのコレクションとしてはふさわしいような気もいたしました。(2000.11.20)

|

« 『腐りゆく天使』 (夢枕獏) 感想 | トップページ | 『上と外 3 神々と死者の迷宮(上)』 (恩田陸) 感想 »

2000年11月の読書感想」カテゴリの記事

井上雅彦」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/5613/43274263

この記事へのトラックバック一覧です: 『ロボットの夜 異形コレクション』 (井上雅彦編) 感想:

« 『腐りゆく天使』 (夢枕獏) 感想 | トップページ | 『上と外 3 神々と死者の迷宮(上)』 (恩田陸) 感想 »