『わたしにもできる銀行強盗』(ジーン・リューイック) 感想
「なぜ、60歳のわたしが銀行を襲う決意をしたのか」っていう惹句が腰巻きに入っている。主人公は老婦人で、抜きさしならぬ理由から銀行を襲うっていう設定なんだけど、腰巻きにあるように「ユーモア・ミステリー」だとはぼくには思えなかった。確かに冒険に次ぐ冒険のお話なんだけど、同じく老婦人を主人公にしたドロシー・ギルマンの「ミセス・ポリファックス・シリーズ」(通称、おばちゃまシリーズ)なんかに比べると、笑うに笑えない要素がそこここにあって、たまにぼくは黙り込んでしまったです。冒頭から出てくる銀行強盗という発想が後ろ向きなためだろうか?シリーズ化するようなので、評価は次回作以降に見送っておこう。(1997.3.23)
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