『詳註版シャーロック・ホームズ全集1』(コナン・ドイル/ベアリング・グールド解説と註/小池滋監訳) 感想

シャーロキアンってすごい。このような仕事を見るとそう思ってしまう。ホームズ物って事件の発生日時とか背景がけっこういいかげんに書いてあるのは周知のことだと思うけど、これがまたファン諸氏にはたまらん所なのかも。ホームズを実在の人物としてしまって現実にあてはめるというけっこう膨大な作業が、この探偵の登場した時から倦むことなく続けられてきたわけだけれど、それもここに極まったか?何しろ、これはホームズ物を事件の発生順に編集した画期的な試みなのですから。第1巻にはプロローグとしてかなり長い論文を掲載。これがまた読ませる。ホームズはすべて読んだという方もこの第1巻だけは読む価値ありだと思うな。世界でいちばん有名な探偵ホームズ、国会議事堂の所在地番は言えなくても彼の住所ベーカー街221Bなら知っているという方も多いのではありませんかな?(1997/5/31)

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